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髪飾り  大西晶子


母が亡くなって、そろそろ3年になる。

先日、倉庫に預けていた母の家具と身の回りの品を、ようやく引き取った。

整理を始めたら、一つ一つに母の思い出があり、はかどらない。


抽斗の一つにに丸いクッキーの缶があった。蓋を開けると、櫛とかんざし、笄が丁寧に薄紙にくるまれ入っている。

花簪とつまみ細工の櫛は、髪が黒くたっぷりしていた少女時代の母が使用したものだろう。


かって見た両親の結婚式の写真では、戦時中のこと、父は軍服・軍帽姿。

母は振袖で高島田を結っていた。鬘ではなく自分の髪だと聞いたことがある

髪飾りまではよく分からなかったが、鼈甲の櫛、かんざし、笄はその時に髪に挿していた物だろう。

      

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この髪飾りを、私や娘達が使うことはないだろう。しかし母が大切にしまっておいた思い出の品。ことによると、祖母も使った品かもしれない。

もう一度缶に戻し、仕舞っておくことに決める。



こんな風なので、母の遺した品の整理は一向に進まない。

しかし急ぐ必要はない、記憶の中の母とゆっくり話しながら整理をしていこう。

     

    倉庫から引き取りし古き鏡台にほのかに母のおしろい匂ふ


    婚の日の母をかざりし鼈甲の櫛にきざまる金色の菊

    



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by minaminouozafk | 2017-04-30 08:35 | Comments(7)

 このブログの最初にも書いたが、私の脚はいろいろと厄介な問題を抱えている。小さい時にわかった偏平足と靴選びを厄介なものとする酷い外反母趾。その後、左の膝には複数の袋に分かれたガングリオンがある事が分かり、つい最近では、右の膝裏にベーカー嚢腫といって5×3×1センチほどで水が溜まっていると言われた。

 なにも脚に問題のない方には想像がつかないだろうが、これだけの問題を抱えていると靴選びにいろんな制約がある。それでも若い頃はファッションに合わせウェッジソールやハイヒール、モカシンやコインローファーも履いてみた。しかし、ほとんどの靴に私の足は満足出来ず、出掛けた先で「あ〜〜、裸足で歩きたい!!」と思ったこともしばしばであった。

やっと12,3年前に私の足でも一日中歩けますという靴に出会い、以来一年中その靴にあわせて着るものも選んでいる。


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 先日、初孫が1歳の誕生日を迎えた。幸い私たち夫婦には似ずに、愛嬌もよく身体の動きも素早いようだ。音楽に合わせて立ち上がりしっかりリズムもとっている。そろそろ靴を履かせなければと、デパートに寄ってファーストシューズを選んでみた。たくさんありました。アシックス、ナイキ、ニューバランス、プーマ、コンバースと大人顔負けの品ぞろえだ。30年経って浦島太郎状態でベビーシューズ売り場の変貌に驚きながら、これがいいかなという一足を選んだ。ミッキーマウス柄のコンバース。ミッキー大好きの息子だから許してくれるだろう。

履きたいなと思う靴が自由に選べ、この靴から始まる長い長い歩みが困難の少ないものでありますようにと願うばかりである。


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《30年前のファーストシューズとっていました》


はじめての一歩を踏みだす靴の端につけてあげたいまつ白の羽




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by minaminouozafk | 2017-04-29 10:20 | Comments(6)

二週間ぶりに訪ねた実家の庭は花盛り。

名前はフリージアと紫蘭くらいしか知らないが、毎年咲いてくれる。

咲いてくれていた筈だが、お隣さんから、見事に咲きましたね~、植えたんですか?とお褒めをいただく・・・

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そう、両親が居た頃は手が回らなくて、雑草に埋もれて目立たなかったのだ。手入れを始めた一昨年は早めに葉を刈り込んでしまい、昨年は花が少ないという失敗をやらかしていた。

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花が終った水仙の後ろには、昨年、植木屋さんに根元から伐られた八つ手が少し窮屈そうに育っている。

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私がせっせと雑草を抜く目的はもう一つ。

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ナガミヒナゲシ。ぼちぼちと咲き出した。

特定外来生物などにはまだ指定されていないようだが、強い繁殖力から、危険視されている。

それでも、淡いオレンジ色に咲いてははらりと花を散らす様子が妖精のようで、惹かれ、雑草エリアいっぱいに咲いて欲しいと願っている。コスモス入会間もない頃〈朝に咲き夕に散りゆく野の花をひとりひそかにプシュケと名付く〉と下手ながらもナガミヒナゲシを詠み、アドレスにも使っている。

宮里信輝さんもお気に入りらしく詠まれていて嬉しかった。

やつとわが庭訪ひくれぬうつくしきポピーもどきの長実(ナガミ)(ヒナ)芥子(ゲシ)

『デーモンの心臓』

増え過ぎる過ぎる部分がたたかれて雑草呼ばはりナガミヒナゲシ

そして、カナヘビくんもナガミヒナゲシがお気に入りなのかスルスルとやって来た。

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カナヘビといえば小池光さんが詠まれていた。

そらいろのシラーのはなの下かげよりことしはじめてカナヘビ出でつ

『思川の岸辺』

カナヘビとしてある汝れとカナヘビとしてなきわれと邂逅寸時

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さすが、生命力が強いプシュケちゃん、こんなところにも。

カナヘビ、蝶、蜘蛛とにわかに騒がしくなる庭。

やがて現れる蚊にも負けずに、もう一つの楽しみを待ちながら手入れはこれからが、本番!

紋白も揚羽もくわんぎのはねをとをたてるや春のはなばな巡り


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by minaminouozafk | 2017-04-28 06:10 | Comments(8)

若葉風  鈴木千登世

「『風薫る』ですね。少し早いけど。」欅の若葉を見上げていると声をかけられた。
登山の好きなその方によると、今年の山は、若葉の緑の中に春の花と夏の花が一緒に咲いてそれはそれは美しいそうだ。

そういえば、いつもは田に水が入ると鳴き出す蛙が、田起しもまだなのにもう声を響かせている。

季節がめぐる。

暦はまだ夏ではないけれど、柔らかな若葉を揺らす、甘やかで少し土の匂いのする風は、もう初夏の風だ。


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日曜日に仁保の道の駅を訪れるとすぐ傍を流れる仁保川にたくさんの鯉のぼりが泳いでいた。

端午の節句に鯉のぼりが掲げられるようになったのは江戸時代から。旧暦の五月は今の六月にあたる。水気で潤う六月の大気の中を泳ぐのが本来の鯉のぼりの姿だと誰かの文章で知って、なるほどふさわしいとそのゆらめく姿を想像した。

けれど、けれど、かぐわしい若葉風の中を泳ぐ鯉のぼりもまた生命力にあふれ、こどもの健やかな成長を願うものとしてやはりふさわしいと思う。



笑ひゐる一匹をらん鯉のぼり若葉の風に身を洗はれて



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歌会の会場の「ふるさと伝承センター」のまなび館の軒に飾られた鯉のぼり。この建物の奥にある鉄筋の建物で毎月の歌会を行っています。



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by minaminouozafk | 2017-04-27 06:19 | Comments(7)

鷗外橋を渡ると



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〈舞姫〉が待っている。

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(ひさしぶりでしたね。今日は風が強いみたい。)

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〈舞姫〉は、八重桜。

染井吉野と同じように葉が出るまえに花が咲く。

もう花時分は過ぎ、ぴかぴかの葉っぱが迎えてくれた。

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                 《平成25年植樹》

セキタンヲバハヤツミハテツ。

セキタン、ヲバ、ハヤ、ツミ、ハテ、ツ。

「石炭をば早や積み果てつ」

『舞姫』の始まりの一節は、ゴツゴツした手触りの、セキタンヲバハヤツミハテツ。

おもしろいなあ。そう思ったらもう忘れられなかった。

センセイと読んだ『舞姫』。

  馬上から川を見下ろす鷗外の姿おもへば春のかぜ吹く


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by minaminouozafk | 2017-04-26 05:21 | Comments(7)

飛び出す絵本 藤野早苗

本棚を整理中。

 

娘が上京したので、6年ぶりに自分の書斎を持つことができた。この機会にあちこちに脈絡なく置かれている本を自分の使い勝手が良いように整理しておこうと思ったのだった。

 

その作業中に見つけた懐かしい本。

 

ポップアップ絵本、飛び出す絵本である。

 

 

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恐竜好きな娘のために、まず買い求めた『恐竜時代』。

ガアオオオオーと叫びながらT-REXを呼び出してやったときの娘の興奮は忘れられない。

 



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『The Night Before Christmas』はクリスマスプレゼントに求め、クリスマスの朝、一緒にページをめくった。



 

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『ナルニア国物語』のアスランは、娘の大好きなキャラクター。この本のアスランは、ちょっとお人好しすぎる顔のような気がするけれど。



『Castle』は西洋の中世の城を模したもの。ヨーロッパの城は建物ではなく、城壁に囲まれた街そのものを指す・・・。そんなことを話してきかせた記憶が甦る。

 

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そんなことを考えながらページをめくり、飛び出してくる絵に驚いていたら、あっという間に時間が過ぎてゆく。

 

 

ひょっとしたら、今、私が現実だと思っている世界も飛び出す絵本の中の出来事なのかもしれない。

 

 

ポップアップ絵本の画像を撮るのはかなり難しいです。実物の精巧さや迫力が今一つ出ません。伝わらなくて申し訳ない。

 

 



〈おかあさんといっしょ〉見終へてその後の五時から六時絵本の時間


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by minaminouozafk | 2017-04-25 02:24 | Comments(8)

花喰ふ鳩  百留ななみ

先週木曜日、待ち長かった桜もだんだん葉桜に。大好きな青葉の季節です。


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清新なエネルギーを充電しようと忌宮神社の石段をいつものように駆け上がる。

なんだか左手の上の方から羽ばたく音が。境内にはいつも人間に慣れた鳩がいて、首を振りながら歩いたり、一斉に翔び立ったり、地面にうずくまったり。しかし、今日はあらあら桜の木の枝に鳩がいっぱい。まだまだ青葉とともに花も残っている。青葉に隠れてあら彼処にも3羽。


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ちょっとそこの枝、退いてくれる?いやだ!早い者勝ち!ええぃあっち行け!


とても騒がしい。突っつきあったり、翼で叩いたり。花の残る桜の木に鳩が鈴なり。はじめての光景だ。何を求めているのだろう。他にも境内にはたくさんの桜があるのにこの老木1本にのみ集まっている。満開はちょっと前だし、咲き始めからはもう一ヶ月近い。なのに今日この桜の木に?


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じっと見ているとどうやら桜の花を突付いている。食べているのだろうか。花柄をくわえたところの撮影成功。ご満悦な鳩くん。桜喰う鳩。


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鹿は散り敷く桜花びらを食べるという。 

灯に浮ぶ桜めでゆく暗がりにうごめく見れば花を喰う鹿

艶のなき冬毛の鹿が鼻面に花びらつけてさくらを喰らふ

中島君枝(コスモス・香臈人)


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よく見ると桜の根元に小さな双葉が残る実生のもみぢ。あらあら彼処にも此処にも。芽吹きの季節。大きな公孫樹の木にも小さな緑の公孫樹の葉っぱがぎっしり並んでいる。ほんとうに可愛い。生まれる偶然、必然をしみじみ思う。


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この春は落葉が多い。楠もすっかり葉を落としつやつやの黄緑色の新葉がきれい。小さなことでも何かあたらしいことをと背中を押されている気がする。鳩たちも桜の花を啄きながら何か作戦会議でもしていたのかもしれない。


花のこる青葉のさくらに十一羽つどひあひたり花を喰ふ鳩

ななみ



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by minaminouozafk | 2017-04-24 09:10 | Comments(7)

 先日思い立ち、ハイキング用にトレッキングシューズを買いに行った。

 防水と底のグリップが効いた靴が欲しくなったのだ。

 アウトドア用品店〈Iスポーツ〉で選んでもらう。男性店員が用途を聞    

 き、サイズを測って一緒に選んでくれる。親切で感じがいい。
 ところが、足のサイズが思った以上に大きく、登山用靴下の厚みと余裕を  

 みると女性用では無理とのこと。
 きれいな色のものは、あれもこれもみな小さいサイズしかない。


 あきらめて黒一色のものを購入した。足にフィットして具合はいい。

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若い頃から靴選びでは苦労してきた。大きいサイズのくつは少ししか作ら 


  ないので早く売り切れ、欲しい靴が買えないことが多かったのだ。





 ふと思う。
 馬も犬も猫も四本足歩行の生きものは、後ろ脚の踵の骨が脚の長さの半分 
 くらいのところにある。

(歌舞伎の舞台の馬が不自然なのは、後ろ足の関節が逆に曲がるからだ。)

 人間なら爪先立ちで歩いているのだ。
 体の大きさからみると、爪先から踵までの長さの割合は人間などとは比べ 

 物にならない程長い。






ビッグフットby Joe Penniston



二本足歩行になった猿たちも、足裏はからだに比べて長い。
 ビッグフットと呼ばれる未確認の生物(猿人?)も北米に居るらしい、  

雪男のしかり、ともに足あとが大きいと聞く。


進化がすすむほど、足のサイズは小さくなるようだ。

してみると私の足が大きいのは進化が遅れているのでは?と気になる。


進化がすすむと顎が細くなり、親知らずが生えない人が多いらしいが、

私は四本すべて生えた。やはり進化が遅れているような?


ま、顎が大きいのは噛む力が強く消化が良さそう、足が大きいのは体の安

定が良いと自分を慰める。

進化が遅れていても日常生活で困るわけでも無いし。

  
  

 とは言え、履きたかったな~、ラヴェンダー色のトレッキングシューズ。



大き足で地面を踏みてめぐりたり若葉あかるき〈桜公園〉 


































 










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by minaminouozafk | 2017-04-23 08:34 | Comments(7)

松岡寿司  栗山由利

 買い物に行く時は、よほどの予定がない限りとりあえず豚の薄切りと鶏もも肉、それに青菜やきのこ類を買って帰り、それから料理を決める。

その日は魚コーナーに小アジよりも小さい豆アジが並んでいた。漁港であれば、お迎えの猫さんたちがポイッと投げてもらえるくらいの大きさである。これくらいのアジをみると大体迷うことなく買う。それから野菜コーナーに戻って大葉をカゴに入れる。

 私のふるさと大分は一村一品運動の発祥の地として有名であり、佐賀関の関アジ関サバ、日出町の城下かれい。カボスは全国的に名が通っているし、しいたけも昔から多く作られているなど海のもの、山のものにたくさんの美味しいものがある。しいたけの秋子を焼いて醤油数滴とカボスを絞っていただくのは産地ならではの贅沢であろう。


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                          《 松岡寿司 》


 実家がある大分市の松岡地区に伝わるアジ寿司もほんとうに美味しく、「松岡寿司」と呼ばれて居る。地元の友達に言わせると140年の味なのだそうだ。白くなるまで甘酢でしっかりしめたアジの握り寿司で、それを大葉でくるりと巻いて上に生姜のすりおろしと胡麻をのせる。本物を口にしたのは二、三回しかないが、見よう見まねで母が作っていたものを、これまた見よう見まねで今も作っている。

子供たちが居た頃は次から次へと食べるので下ごしらえに大変な思いをしたが、今は初老二人なので楽である。おまけに、青魚と大葉、具沢山の汁物とお浸しであれば健康的な献立であるし、何より安上がりでもある。

「昨夜は健康的な夕飯だった」そう思って冷蔵庫を開けたら、残っていたはずの寿司三個がない。私が寝たあとに食べるのは不健康である。


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《長年の勘違いで大葉が下になっています》

     生魚(なまいお)に振りむきもせず家猫は贅沢グルメのカリポリを喰む




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by minaminouozafk | 2017-04-22 10:08 | Comments(6)

毎月の勉強会とは別件で、「みつはし花見短歌会」という保育園の大橋拾子園長先生を中心の歌会の、年に一度のお花見イベントに三年前からご招待を頂いています。

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参加者の皆さんと。

沖の端とは駅から逆方向の内陸部、緑豊かな垂見保育園の広いお遊戯室で開催されます。園庭にはみごとに桜が満開です。午前中は、三十二名から提出された詠草を、毎月指導されている柳川勉強会の西山博幸氏と二人で全員の批評と添削をします。高得点歌は

○元旦の着物姿の祖父まぶしいつもの野良着は小屋に干さるる 梅﨑キヨミ
普段は野良着で過ごす祖父を改めて見る眼差し。正月なので、ひっそりと小屋に干しているのだろう。実直な暮らしぶりまで伝わる一首。

小学生からも二首参加、出席がありました。
○なかなおりしようときめて声かけたにっこりわらってゆるしてくれた 大橋凛音(作歌時 三年生)
子供らしい素直さ。ドキドキしながら声を掛けたこと、そして「ゆるしてくれた」という言葉から伝わる安堵感、三句での切れがその間を上手に表現出来、生き生きと場面が立ち上がって来る。

○わあ桜のつぼみに雪が積もってる枝をゆさぶり落としてやろう 藤吉優真(作歌時 六年生)
初句から驚きと、蕾が寒くないようにという優しさが無理なく詠まれている。繊細な桜の枝には「枝を揺すって」くらいに抑えたほうが良いけれど、初句、自由でのびのびとしたリズム。

お二人共、この感性を大事にして、ずっと詠み続けてくれればいいなぁ。奨励賞です。

お昼はお花見弁当や差し入れの筍、蕗、蕨の炊き合わせや果物、桜餅などなど、和やかに頂きました。小物や表彰状も桜づくしでおもてなしの心に満ちています。さて、お花見歌会はここからが本番!?

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会員のみなさんの、幅広い趣味のお披露目で、懇親会を盛り上げて下さいます。

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会員有志による「大正琴」年々レベルアップしています。

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春から四年生になった大橋凛音ちゃん。みごとな日本舞踊「藤の花」

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ユーモアたっぷり、表情豊かなエアー三味線「三味線ブギウギ」変顔に会場は大爆笑ですが、素顔は色白美人さんです。

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そして、大橋拾子園長先生による、日本舞踊「雪桜」美しさにうっとり。一昨年の歌会始で作品が入選されるなど、短歌も実力者です。

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特別ゲストの日向ひょっとこちっご愛好会(ちっごとは筑後の方言)の皆さんによる「日向ひょっとこおどり」こちらも出演者の中に短歌会員がいます。

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昨年の日向ひょっとこ踊り全国大会、子供キツネの部で優勝した山下葵生くん(小三)のキレッキレの踊り。

素顔は、ジャニーズでも行けそうなイケメン。

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最後は「スコップ三味線」こんなちびっ子も参加です。

笑顔、笑顔で終了。大橋先生の求心力と共に、息子さんは写真撮影や音響担当、お嫁さんは送迎など裏方を支えて下さいました。木原昭三さんも指導されていたことがあると言う、長い歴史のある会です。

長続きの秘訣は楽しさに有り、ですね。皆さん、ありがとうございました。

満開のさくら、菜の花、麦畑、春いろ満ちる水郷のまち

折しもこの日は柳川市の金子健次市長が無投票で3選を果たした。白秋祭の祝辞では、毎年楽しい話術で楽しませて下さる笑顔の素敵な市長さん。おめでとうございます。


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by minaminouozafk | 2017-04-21 07:29 | 歌会・大会覚書 | Comments(7)