カテゴリ:歌会・大会覚書( 39 )



 大会の様子や担当の方のご尽力は12月10日のななみさんの記事に詳しく紹介されたので、今回は主に入賞作品についてご紹介します。


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 香川氏の講演の後は児童生徒の部の表彰式が行われた。今年は昨年より85首多い1605首の応募があった。校種別の1位作品を紹介すると


中学校の部1位 山口県知事賞

夏シャツのたなびくすそを直しつつきしむペダルをふみしめてゆく   北川 律歩


小学校の部1位 山口県議会議長賞

風を斬り稲穂なびかせSLが走って行くよ今日は祝日    西村 壮悟


高校の部1位 日本歌人クラブ会長賞

帰り道君の一歩は大きくて振り向く君が私の名を呼ぶ   櫃田 美月


 表彰式には、保護者の方も出席されるので、会場が一気に賑やかになる。小さな弟君や妹さんの姿もほほえましい。今年も出前講座として短歌の授業が行われた学校があって、小学校の部の1位はその時の作品。出前講座は短歌の魅力を伝えるよい機会であり、次の世代に短歌を伝える有効な手段だと感じた。
 俳句甲子園で有名な松山市は若い世代に俳句を広めるために市を上げて取り組んでいる。俳句の派遣事業が行われていて市役所の職員と若い俳句の実作者が高校に出前講座に訪れるのだ。最初に俳句の実作をして、その後に俳句甲子園のようにチームに分かれて論戦を体験する。審査員も設けられ、本番のようにジャッジも行われる。生徒が句作を楽しみ、どんどん上達するのが側でありありとわかる。短歌でもこんな体験ができると裾野が広がると思う。



 昼食休憩をはさんで、午後は一般の部の歌会と表彰式。歌会は入賞作品を中心にして各選者が講評を述べてゆく形で進められた。作品集には選者の選んだ作品については講評も載っている。選評を書く選者の方は大変だけれど、参加者にとっては後からでも選評が確かめられるのでとてもうれしい内容だ。


山口県知事賞

三百のてるてる坊主をぶら下げて菜の花祭りを子らは待ちをり      萩原 克則


山口県議会議長賞

父よりの軍事郵便よみかへす我に父なき七十三年      正木 紀子


日本歌人クラブ会長賞

天水の注ぎ込まれて峡の田は雲をあづかる生け簀となりぬ       藤井 重行


 思わず微笑んだのがこの作品


山口県教育委員会教育長賞

駅のホームにパパーと叫び飛びつく児パパではないが少しこそばゆし      山口 建


 小さな子どもの声が聞こえてくるよう。作者の面映ゆい思いやパパではないと分かった後の親子の様子も想像されて明るく楽しい作品だと感じた。今回は作者からの自作紹介があって、若い作者を想像していたら、年配の男の方がユーモアたっぷりに間違われた時の状況を語られ、会場は爆笑に包まれた。ななみさんの報告にもあったように和気あいあいの楽しいひととき。課題はあるけれど、大会の継続を願ってやまない。



 大会が終わった後はコスモスの世良弘美さんのお誘いで、高崎淳子さんと三人で天満宮茶室の芳松庵を訪れた。門をくぐるとそこは別世界で、散り紅葉の美しさにため息。短い時間だったけれど抹茶をいただいて至福のひとときを過ごした。


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水面に散り散るもみぢ散りもみぢ真鯉を撫でるてのひら無数




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by minaminouozafk | 2018-12-13 06:00 | 歌会・大会覚書 | Comments(6)


昨年山口市で開かれた県の短歌大会が、12月2日の日曜日、防府天満宮参集殿で開催された。今年は役員ではなく、一会員としての参加。この日を迎えるまでの役員の方々のご苦労を思いながら、会場で出会った大学の先輩であり、かりん所属の高崎淳子さんと並んで席に着き、短歌を味わう一日を過ごした。


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防府天満宮


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開会式。主催者の歌人協会会長の長尾健彦氏の挨拶と来賓のご祝辞。





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続いて、10時30分から広島県歌人協会会長の香川哲三氏の「佐藤佐太郎純粋短歌の世界」というテーマでの講演。香川氏は昨年同名の『佐藤佐太郎純粋短歌の世界』という500ページを越える佐太郎の評論を出版され、佐太郎の全十三冊の歌集について、作歌の背景や作品世界を具体的に論考されている。講演では佐藤佐太郎の十三冊の歌集を年代ごとに追いつつ作品から見えて来るものを縦軸に、作歌姿勢を貫くものを横軸にしてお話くださった。


・薄明のわが意識にて聞こえくる青杉を焚く音とおもひき       『歩道』

・苦しみて生きつつをれば枇杷の花終わりて冬の後半となる       『帰潮』

・みるかぎり起伏をもちて善悪の彼方の砂漠ゆふぐれてゆく       『冬木』

・海の湧く音よもすがら草木と異なるものは静かに睡れ        『形影』

・島あれば島にむかひて寄る波の常わたなかに身ゆる寂しさ      『天眼』


晩年の言葉として紹介された「言葉では言えないものを言う。だから自分の心を言い当てるということに苦心しなければならない。」「言葉に境涯の影があり、影に境涯の声のある如くせよ。」が心に残る。


目に見えるものの背景を短歌にこめた佐太郎の写生の鋭さと重厚さ。物の核心を捉えた表現。言葉の重量感。描写に込められた哲学的な深い思いやいのちへの慈愛の心。佐太郎の77年の人生を歌に添って展望する中で書き留めたメモの一部。詩の純粋性を短歌に求めた佐太郎の詩人としての心を作品を通して丁寧に解説されたあっという間の1時間だった。評を聞きながらしきりに「修練」という言葉を思い起こした。見ること、描写することを改めて考え、佐太郎の作品世界に浸った講演だった。



すみません。ここまで書いて時間が……。大会の後半は次回にご紹介します。

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ぼんやりと見ているだけでは見えぬもの冬の海へと参道は伸ぶ








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by minaminouozafk | 2018-12-06 05:48 | 歌会・大会覚書 | Comments(6)

全体像は早苗さんが丁寧に紹介してくださった、本当に有意義で楽しかった二日間。

個人的に感動したことを少し。

帰宅してすぐに、お世話役の小田部雅子姉さんに感謝の帰宅メールを送った。

するとお疲れにも拘らず、早速「楽しんでいただけて、みんなの倍はうれしいのじゃないかしら」と返信をいただき、さらに帰りの駅でのお土産屋さんの場所が判りにくかっただろうことまで、最後の最後までの心配りをしてくださった。本当に感謝です。

先ず嬉しかったのは、五月の福岡批評会の翌日に一緒に伊万里散策に出かけたときのツーショットの写真を6/1のブログに張り付けようとして間違って消去し、手元に残らなかったのが残念だったが、今回こそは。

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そして、以前白秋祭でご一緒した雅子姉さんのご主人さまと再会できた事!

コスモスにも「水辺あお」のペンネームで投稿され、毎月素敵なお歌が楽しみ。今月号では〈とりどりの診察券がスーパーのポイントカードをおしのけてをり〉とユーモアの中にも病院通いが多いことが詠まれ、やはり体調も万全でない中のご参加にまたしても感謝。ペンネームの謎も解明できました。

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初日を終えてのホテル。事前に浴槽がなくシャワーのみの部屋があると聞いていて、逆に楽しみにしていたが、期待を裏切らない。特大のシャワーヘッド(左下が従来サイズ)で浴室は一気に温まり、ヘッドスパ気分。スケルトンの浴室とトイレも解放感~(ちーさまは、一人と判っていても恥ずかしかったと慎み深いお言葉でしたが)

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ぐっすり眠れて、朝も快適な目覚め。

二日目。「蔦の細道」入り口まで散策の予定でしたが、魅力的な石段にすこし登ってみた。

その先頭は、われらがなかむーこと中村キミヒコさん。朝食も食欲旺盛、石段もすたすたと一番奥まで歩いて、病後の回復が確信できた喜ばしい一日となった。

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明治のトンネルで不思議な光の筋を発見。

天井に刻まれたもので、なぜこの模様が出来上がったのか高野さん、桑原さんも共に語り合ったのでした。

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こんな、寄り道ばかりでどんどん時間オーバーしてゆくわれわれを、笑顔を絶やさずナビして下さった雅子姉さん、そして引率の先生そのままに、後になり前になりながら見守ってくださった福士りかさん。

ダメダメ生徒でごめんなさい。そしてありがとうございます。

寄り道中に高野さんもごいっしょにようやく一枚。

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最後の、一番の楽しみの芹沢銈介美術館。イラストレーション展の最終日で、一点一点丁寧に見て行った。そんななかで現代小説の挿絵のコーナーでは高野さんが編集者時代に、何人かの画家に頼みに行った時のお話が聴けた。桑原さんがコスモス歌集批評『明月記を読む』に書かれていたように、そのときのご苦労が「編集者として至福の時間」であり歌人高野公彦の礎になっていたことを感じた。

また、シンプルな「手仕事」のイラスト(早苗さんのブログに映像あり)を見ながら、高野さんはコスモスで作品に合わせてこんなシンプルなイラストを書いてくれる会員はいないかな、イラストから歌を詠むというのも楽しいかも。とコスモス誌上の改革を進める中で、どんどんアイデアを出してゆく頼もしさと編集人魂を感じたひとときだった。

さて、どなたか我こそはという描き手はいませんか~。

「丁子屋」の藁葺き屋根は葺き替えたばかりで晴天の空にかがやいていました。

参加された皆さま、初見の方も、再会できた方も温かな二日間をありがとうございました。

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        初冬の陽のぬくとさにふふみたりイヌマキの実と冬苺の実

        傘寿すぎし夫婦が育て摘むといふ山肌を這ひ昇るみかん園


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by minaminouozafk | 2018-11-30 07:30 | 歌会・大会覚書 | Comments(7)

阿木津英先生をお迎えした、県歌人会創立20年の記念大会も先週、10月20日無事終了。

応募作品数は、なおさん人気の昨年には届かなかったものの755首。

好天に恵まれ、250名収容の会場も八割ほどの入りで、役員一同安心いたしました。

ご参加のみなさまに感謝です。

                 植村大会副実行委員長による開会の辞

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印象深かった講評から数首紹介いたします。

桜川冴子先生から二首。

〈福岡市長賞〉

極月の博多駅構内煮詰まれる豚骨スープのにほひただよふ  田久保節子さん

二句以下だけだと普通。「極月の」で趣きが変わる。ほんの一言の言葉の選択の大切さを示している。あえて使ったことが手柄。先の見えない重い現代の閉塞感を「煮詰まれる~」が言い当て、博多色も出ている。

〈福岡県ねんりんスポーツ・文化祭大会会長賞〉

捨てようか蛇の目番傘破れ傘過去を抱いてしぐれをゆくか   泉 満夫さん

講師の阿木津さんの師である石田比呂志氏の代表歌〈しぐれ傘一輪咲かせむらさきに烟る(さか)()にさしかかりたり〉『九州の傘』へのオマージュの一首。「傘」を比喩として、過去を背負って生きるしかないという気持ちを石田比呂志の歌を念頭に自分の歌として表現され、味がある作品。

高野さんの「厳密な読みをする人達の詠みが集まってはじめて名歌になる」というお言葉を思い出す講評でした。田久保さんはコスモスのお仲間です。

阿木津英先生の講評から一首。

〈秀逸〉

整備士となりたる()孫玄関に背筋伸ばして挨拶をせり    藤野榮子さん

「女」を取るとそうですかで終る歌。「女」ひとつで時代を感じさせ、これからの人生と女性達が新しい時代を拓いてゆく未来を感じさせ気持ちの良い歌。

ガラスの天井を突き破ってくれそうな女孫さんの姿。現代短歌にフェミニズムを提示された阿木津先生らしい目の付け所が印象的でした。

              選歌講評の様子

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ちなみに私のお気に入りの作品を二首。

〈福岡ねんりんスポーツ・文化祭最高齢者賞〉

(男性の部 90歳)今朝飲んだたしかに飲んだ飲んだはず飲んだつもりの薬が残る 佐藤昭二さん

(女性の部 95歳)風の中われを追ひ越して行くものら枯葉・のら猫・少女それから…村松初子さん

佐藤さんの作品は、老いの日常をリズムも抜群に良く、ユーモアさえ感じさせてくれ、とても気持ち良く読み上げさせていただきました。村松さんの作品は、とり残されるような思いが詩的に仕上がっています。お二人とも、早苗さんのカルチャーの生徒さん!

本当の最高齢102歳の向井まつさんは「福岡県教育委員会賞」を受賞されました。

みなさま、本当におめでとうございました。

そしていよいよ阿木津英先生による記念講演。演題は「歌の行方」

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宮先生の『短歌読本』から、歌の三要素「作歌には心、言語、節調が大切である」という言葉を挙げて解説(ありがたくも誇らしいことです)。加藤治郎がたたえる現代短歌を例に挙げ、そこに虚ろさを読み取り、危惧し、私達もこれで良いのかとぼんやりと感じていることを鋭く問題提起してくださった。石田比呂志と穂村弘のエピソードなども交え、張りの良いお声の楽しくも興味深い一時間でした。

              休憩中、阿木津先生と早苗さんと。

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阿木津英先生、本当にありがとうございました。

冷房が効きすぎて右足はずっと半攣り状態でしたが、大きなミスもなく司会も終えることが出来一安心。

受付をてきぱきとこなしてくれたユリユリ、重要な照明担当のクリクリさん、ご協力感謝です。

来年の講演は染野太朗氏。乞うご期待!!

    終了後ハロウィンバージョンのレソラホール1階で魚座のメンバーと恒例の1枚(ちづりん撮影)

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ブザー音鳴り、進行表めくる手が少し震へてやがて開会


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by minaminouozafk | 2018-10-26 06:56 | 歌会・大会覚書 | Comments(6)


 10月14日(日)、「COCOON」第9号の批評会(=第13回批評会)があった。



 批評会は、6時間(11時~17時)。あいだに昼食と小休憩をはさむ。司会は、水上芙季さんと小島なおさんが交代で務めた。



 今回は出席者がやや少なめで、最後に〈質問コーナー〉ができるね、なんて言いながらのスタートだった。けれども、そういうことにはならず、結局、最後の作品の批評を終えたのは、17時。撤収の号令とともに慌ただしく退室することとなった。



 批評の内容に触れて一つだけ極々簡単に書いておきたい。

 小島ゆかりさんが話された〈工夫と実感〉のことが、心に残る。このところモヤモヤ考えていたことに言葉を与えられた気がした。〈工夫と実感〉、この按配がむずかしい。ゆかりさんは、「工夫が見えすぎると軽くなる」と言われた。歌を作るときに、工夫を凝らす選択と実感をつきつめる選択がある、とも。



 今回は、久しぶりに会った人もいて、近況を伝え合えたのはうれしかった。

 可愛らしいお嬢さんの参加もあった。初参加である。最近、「カレーライス」(だったかな?)の歌を作ったそうである。そう言って娘を紹介する人の顔は春の凪のようだった。



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           「COCOON」をお読みくださるみなさま

                ありがとうございます


 

 この日、博多から出掛けた東京はひんやりしていた。


  かたかたと秋のかぜ吹き虫籠の蟬のぬけがら崩れはじめる



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by minaminouozafk | 2018-10-17 06:51 | 歌会・大会覚書 | Comments(7)

大会二日目の朝を、これまでになく気持ち良く迎えた。
お天気のおかげ?昨夜の宴会が早めに切り上がったおかげ?
いいえ、これまでの大会は晨朝実作というコスモスの長~い歴史の中に培われて来た、歌会前に2首作品提出という慣例があった。
今回は、先週記したように題詠1首をすでに提出済みなのだ。

で、穏やかなこころで朝食!
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一人暮らしにはありがたい品数。

いよいよ、歌会
早めに会場入りしたつもりだったが、大半の方が着席し、高野さんが旧かな、新かなの混在の多さ、怪しい言葉は辞書で必ず確認するよう等々、詠草提出の際の注意事項を(辞書の引き方までも~)話して下さっていた。
続き、間違いは選歌の時に選者が訂正するのだが、間違いが続く人は訂正された事にも気づいて無いのだろう。歌に取り組む姿勢が問われる。
と厳しいけれども大いに首肯するものだった。

9時40分過ぎ、題詠詠草集到着(夜なべをして下さった入力担当のみなさまありがとうございます)
そして10分程の選歌を終えて、お若い方々による集計。
今回は会員、選者とも2名ずつの評。
気になる歌には、高野さんがコメントを添えて下さった。

互選高得点同点2名と高野さんのコメントを紹介。

 みかん色の半月浮けりこの月が満ちて平成最後の中秋(高野選)
                    土屋美代子さん 
年に一度しかない中秋であり平成最後であるという知的に処理された歌。平成を惜しむ歌。こういう平成の思い出の歌が出て来るのを期待していた。

 をさなごの手からこぼれし金平糖一つひろへり夜明けの部屋に(水上選)
                    田中 泉さん
金平糖は題詠としてとても良いが、背景が見えない。歌が出来たときは第一段階の楽しさ。繰り返し推敲すれば楽しみが増える。それを繰り返すと思いがけない良い歌になるときもある。だめなときは最初に戻る。

みなさん、歌会の雰囲気に慣れた事もあったのだろうが、題詠で一つのテーマを共有していたせいか、初日より活発な歌会となった。
後に、ほかのグループもそうだったとの声も多く聞いた。

そして表彰式、さよならパーティー。

初日は真っ赤なワンピース、二日目はグリーンのゆかりさんの乾杯。明るく優しく、みなさんを労って下さった。
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最高得点歌のわれらが晶子さん。

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グループ高得点の福岡の美魔女、増田順子さん。
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表彰式の今年の副賞は、な、なんと高野さん手書きの漢字一文字が金石文で書かれた扇子。落款付き!全て違う文字を書かれたそうです。家宝になりますね~。
金石文は青銅器に刻まれた文字だということを増田さんが書の池田櫻先生に聞いて下さった(支部報「水城」の題字の池田先生感謝です)
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写真は増田さんがいただいた〈楽〉いつも明るく廻りを楽しく盛り上げて下さる増田さんにぴったり。

パーティーは時間をたっぷりと取って下さっていたので、流れ解散のようになったが、われわれは最後まで別れを惜しんで過ごした。

佐賀から参加の秀島美代さん(私のお隣り)と木原師子さん(りかさんのお隣り)を労う一枚。秀島さんも題詠グループ高得点で表彰された。みなさまおめでとうございます!
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最後に福岡からの参加メンバーで受賞者を囲んで(また一人足りない)
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大会前、日程が発表されると、こんな厳しい大会だったら来年からは参加したくない!との声も出ていたが、終ってみると、本当に楽しく充実していた。また、参加したい!と喜ばれる声へと変わっていた。

私自身も部屋にこもって、たった一首、されど一首と向き合う2時間を東京の夕日を見ながら、藤沢周平作品「たそがれ清兵衛」の人生へ心を飛ばしていた。

田中泉さん作品への高野さんのコメントと同じように繰り返し推敲する楽しくも贅沢な時間。
平成最後の大会で、かけがえのない時間をプレゼントして貰ったのだと思う。

今回の企画を立てて下さった編集部のみなさまに、本当に感謝いたします。

        歌会をふたりひそひそ語り合ふ機窓のあをぞら闇となるまで

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by minaminouozafk | 2018-10-05 06:18 | 歌会・大会覚書 | Comments(6)


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非常に強い台風24号「チャーミー」が九州に最接近した9月30日、第15回筑紫歌壇賞贈賞式が開催された(@大宰府館まほろばホール)。台風の進路によっては開催が危ぶまれたが、若干南下したこと、速度が遅くなったことから贈賞式そのものは予定通り行う運びとなった。ただ、受賞者、選考委員はじめ来賓の方々には急遽前日から福岡入りをしていただき、例年天満宮の敷地内にある松島茶屋で行っていた懇親会は取りやめとなった。残念。



当日、福岡市内周辺の交通機関に乱れもなく、たけすゑ澄子事務局長率いる運営組織「しらぬひ会」メンバーはじめ、関係者は10時に集合。15回目ともなれば手慣れた感じで準備を進める。一体感が素晴らしい。


12時くらいから来場者がちらほら。さすがに台風の影響は否みがたく、遠来の方々、高齢の方々から欠席の連絡が入り、例年の混雑がないのがちょっとさびしい。それでも毎年お会いするお顔に出会えると喜びも一入。こんな悪天候の中、ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。


13時30分、開式。

主催者である「国際科学技術文化振興会」理事長・隈智恵子氏、後援いただいている「本阿弥書店」の奥田洋子社長よりそれぞれ、次回16回から体制が変わり、選考に関する一切は本阿弥書店に一任、贈賞式に関わることは「しらぬひ会」中心に福岡で執り行うことになった旨を告知いただいた。60歳以上の第一歌集に与えられる賞という意義ある本賞を永続的なものにするための英断である。来年以降、ますます楽しみになった。

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国際科学技術文化振興会 隈智恵子理事長

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「本阿弥書店」奥田洋子社長


ここで伊藤一彦氏より、選考経過報告(伊藤さん、そして仕事で宮崎にいらしていた選考委員のおひとり小島ゆかりさんは前日福岡入り。この日の宮崎は暴風雨で交通機関停止だった)。受賞作品は野上卓(のがみたかし)氏の『レプリカの鯨』(現代短歌社)。




野上氏は「短歌人」所属。67歳。新聞の投稿作品を中心にまとめられた本歌集は、平明な表現でありながら知性、ユーモアにあふれ、したたかな詩精神もある。退職後の団塊世代が、現代短歌を支える新しい世代であることを実感させてくれる歌人の誕生であることをお話しいただいた。


そして、「短歌人」編集人の藤原龍一郎氏より、ご挨拶。その中で、演劇人としての野上氏をご紹介くださり、会場が沸いた。「短歌人」のみなさま、悪天候の中、遠路厭わずご臨席いただき、ありがとうございました。

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「短歌人」編集人 藤原龍一郎氏

楽しい祝辞をいただき会場が温まった中、いよいよ受賞者野上卓氏登場。

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野上卓氏

サラリーマンの日々、演劇のこと、短歌との出会い、表現者としての思い…などについて飄々と、しかし要所要所で笑いを取りつつ語られた。華のある人である。野上さん、ご受賞おめでとうございます。

*『レプリカの鯨』作品抄及び選考経過は『歌壇』8月号に掲載されています。ご参照下さい。


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ここで一般応募作品・課題歌「鯨」の太宰府市長賞、葛の葉賞表彰及び選者賞講評。市長賞の瓜生恭子さん、葛の葉賞の古野美智子さん、おめでとうございました。

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15分の休憩をはさんで第二部のシンポジウム。テーマは「新しい老い」。パネラーは、選考委員三氏(伊藤一彦・小島ゆかり・青木昭子)に加え、「しらぬひ会」から桜川冴子氏と藤野早苗。

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それぞれが事前に送った五首、計25首を中心に、現歌壇における「老い」の捉えられ方、「老い」の歌の行く末についてざっくばらんに、和気藹々と、しかしおさえるべきところはおさえて、パネルは進んだのだった(このテーマについては別稿でまたいつか)。青春の文学と呼ばれた短歌が気がつけば「老い」がメインテーマになりつつある現実。「老い」はマイノリティの問題ではなく、すでにマジョリティの問題であることを認識させられたテーマだった。みなさま、お疲れさまでした。


そしていよいよたけすゑ事務局長による閉会挨拶。例年はここで解散となるのだが、今年は本体制最後の記念の第15回ということで、来場者全員登壇して記念写真を撮りましょうというご提案が。こういう時のノリの良さがさすが福岡。みなさんがんがん登壇なさる。ありがたい。が、「誰が撮影するの?」という肝心なあたりがノープラン。と、こういうところもさすが福岡。参加者の中でひときわ長身の「現代短歌社」社主・真野少氏が長い腕を伸ばして撮影してくださった。ありがとうございました(その後、会場関係者にあらためて撮影してもらい、真野さん写ってるバージョンもあることを明記しておきます)。でもこの全員参加写真、私の手元にはなく、お持ちの方、ご連絡下さい。


これをもって全日程終了。「松島茶屋」での懇親会が中止になってしまったので、有志で会を持つことに。西鉄グランドホテル「グランカフェ」に集合。ビュッフェスタイルで各々くつろぎながら、野上氏を囲む楽しい時間を過ごした。野上さん、キャラ最高。お嬢さんの麻衣子さんがまた最高。可愛らしくて、面白い(ここ大事)。来年のご来福、お待ちしております。


本大会に関わっていただきましたみなさま、本当にありがとうございました。来年第16回、新体制下で開催される、さらにさらにバージョンアップした筑紫歌壇賞贈賞式でお会いいたしましょう。


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西鉄グランドホテル「グランカフェ」にて
野上氏包囲網。



  天神のご加護なるらむ台風の進路南下す贈賞の日の


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by minaminouozafk | 2018-10-02 09:57 | 歌会・大会覚書 | Comments(7)

日程を簡潔にかつ楽しく報告してくれた火曜日の有川知津子ことちづりんから、詳細を託された。かいつまんで、写真を交えご報告を。

高野氏による開会の挨拶。
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簡単なご挨拶の後は、進行役の桑原さんのお仕事を奪うような懇切丁寧なる大会スケジュールの説明。桑原さんは困惑気味。

今年は新しい試みで「心の花」の藤島秀憲氏が講演のゲスト。
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演題は「白秋、信綱の似ているところと似てないところ」
先ずは二人の生い立ちの違いを一覧表にして、信綱を中心に、本名佐々木が佐佐木となったいきさつから家系の話まで白秋と比較しながら丁寧に楽しく解説してくださった。
そして本題。〈同じ素材でも〉という項では歌い方の違いを。

信綱 ほほゑめばはつかに見ゆる片ゑくぼトマトが赤き白がねの皿『新月』
白秋 ただ一つお庭に白しすべすべと嘗(な)めつくしける犬の飯皿『雀の卵』
信綱は四つの素材を詠んで一つの場面を作り、白秋は庭から始まり皿にズームイン。皿だけを詠むねちっこさ、とも。

信綱 千くまあがた川上郷(がう)は川原(かははら)も山高原も月みぐさの国『山と水と』
白秋 あの光るのは千曲川ですと指さした山高帽の野菜くさい手『海阪』
この二首も信綱は大きな景を国へとさらに大きく纏め、白秋はこの歌もズームインして景をはっきりさせ、生活臭を漂わせる人間臭い歌。

信綱 ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲『新月』
白秋 塔(あららぎ)や五重の端反(はぞり)うつくしき春昼(しゆんちう)にしてうかぶ白雲『白南風』
信綱の歌に関してここだけの話を呟かれ(私は口が堅いので内緒)信綱は外側をなぞるように歌い、白秋は内側を撫でるように歌う。と含蓄のあるお言葉。

「ズームイン」「生活臭」「内側を撫でる」改めて白秋の系譜であるわたしたちの心情であり信条を再確認させていただいた。
もっと、ねちっこく詠まねば~。

信綱 顔よきがまづもらはれて猫の子のひとつ残りぬゆく春の家『新月』
白秋 ひいやりと剃刀(かみそり)ひとつ落ちてあり鶏頭の花黄なる庭さき『桐の花』
さて、この二首、隣席のちづりんと、同じ素材って何?ひとつ?
とハテナな頭で聴き入った。
信綱は残された猫を詠み、白秋は剃刀を詠み、残されたものによりストーリーを感じさせ、両者、無常観を際立たせるという共通項を述べられ、深く納得したのであった。

他には〈童心〉では信綱は子供の仕種中心の詠みで、白秋は子供がいる場面を詠む。なるほど、不参加の方も聞いただけで白秋の作品がいくつか浮かんでくることだろう。
他にも〈富士山の歌〉〈音楽性〉〈その他〉終始穏やかに楽しく、わかり易い解説。
全てを記したいところだが、それは参加者の特権として先を急がねば~

藤島さんは、落語にも造詣が深く、私は以前『短歌研究』の連載「短歌と笑いときに寄り道」の頃からのファン。
現在も総合誌などに三つの連載(でしたっけ?)を抱える多忙な中、ご自身はこの講演を二夜漬けぐらいの勉強で申し訳ないと語られたが、あまり縁の無かった信綱のこと、白秋の再発見をさせていただいて大いに感謝である。
ちなみに現在は『歌壇』での連載「短歌の周囲ーこの本あの本」オススメで~す。

そして歌会
私はAグループ、高野公彦氏、清水正子氏、橘芳圀氏、水上芙季氏と共に選者を務めたが清水氏の欠席により、な、何と藤島秀憲氏が選に加わって下さった。
高野さんは怖いけど、嬉しい!
急な事にもかかわらず、講演と変わらぬ優しい語りで的確な評をいただいた。
歌会は会員2名の評の後、選者が交代で1名の評。

内容は次々回の支部報『水城』での各グループの報告を読んで頂きたく、私の作品について高野さんのお言葉を。
実は、どう評価されるかドキドキしながら出した作品。

〈日本脱出組行列すパスポートセンターのカウンター前に廊下に〉
会員の方からは、リズムが悪い、字余りとやはり不評。以下、高野さんのコメント。

現代短歌は複雑な句跨りの歌が多い。句跨りの切れ目を探りながら読むと五七五七七のリズムに乗っ取った歌だと判る。読みこなす力を持たないと現代短歌を読んでいると言えない。
歌は単純。日本を脱出したい人が大勢いると言う内容はそれだけだが、日本人の傾向に対してこれでいいのだろうかと言う気持ちがよく出ている歌。まっとうに批判している訳ではないが探りを入れている。「日本脱出」と言えば塚本邦雄の歌を連想する。あの歌を知っていれば句跨りも理解できる。歴史的名歌を記憶しておけばよい。

ああ、わかっていただけたと安堵。
他の作品に関しても「五七五七七で切って詠むことが大切。散文のようにだばだばと読んではいけない」と常に短歌のリズムを意識することの重要性を折々に語られたことが印象的だった。

高野さんからは、あやふやな評にはツッコミを入れられ、へろへろになり終了。

そして、各自題詠〈平〉を2時間の熟考の末、提出。
私はホテルの窓からの夕焼けで一首。
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懇親会。
お約束の福岡メンバー、元福岡の大西淳子さんと共に藤島さんを囲んで。
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余興はお馴染み、純黄賞シスターズ(と、勝手に命名)の昨年より更に切れが良くなったチアダンにはじまり、福士りかさん、なお&芙季の掛け合い漫才、と綺麗どころがずらり。なお&芙季は写真、動画撮影禁止令発令。
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この写真で入れ込み具合を想像してね。
そして、高野さんの「僕の細道うたの道」に写真で紹介された東京歌会新年会での歌と踊りをご披露。練習10分という、みなさんのはじっけっぷりが見事。
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また、書きすぎた。
2日目は、来週ーー。かも。他のメンバーも紹介よろしく~。

       壁面がわうごん色の市ヶ谷に〈夕焼け小焼け〉鳴る十七時


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by minaminouozafk | 2018-09-28 07:12 | 歌会・大会覚書 | Comments(6)

9月22日(土)・23日(日)、アルカディア市ヶ谷において、コスモスの全国大会が開催された。時間割は次のとおり。


   22日(土)

 開会挨拶 12:30 高野公彦氏

 講  演 12:50 藤島秀憲氏(「心の花」)

      「白秋、信綱 似てるところと似てないところ」

 歌 会 Ⅰ  14:00~16:30

 題詠作成 16:30~18:30

 懇 親 会  18:30~20:30

   23日(日)

 歌 会 Ⅱ   8:50~11:40


このあと、「表彰&総評」「さよならパーティー」があった。


ここにあえてスケジュールを示したのには、わけがある。実は、今大会はいつもと違ったところがあった。二日目のところに見える「歌会Ⅱ」という題詠歌会の存在である。


初日の歌会Ⅰは、事前に提出していた歌を批評する。すでに、選歌・集計済み。

一方、歌会Ⅱはというと、――。題は歌会Ⅰ終了後に発表(封筒から粛々と題が取り出され発表されるさまは、将棋の封じ手のそれに似ていた)。締め切りは、2時間後の18:30。提出場所は、懇親会会場前の箱の中。つまり、題詠の一首が、懇親会への(つまり夕食への)通行手形なのである。したがって、空腹の脳細胞は、とにかくなんとか一首を仕立て上げようと必死の集中にみずからを駆り立てることになる。おもうつぼなのである。


それで、こうして成った一首をどうやって次の日の歌会にのっけるかというと、その日の夜のうちに、担当者が夜なべ入力をする。それが翌朝には、詠草集となっている(なっている、といっても、もちろん、こびとさんが出てこないかぎり働きびとのおかげである)。二日目の朝、各部屋に配達された詠草集は、整然とみなの手にわたり、その場で選歌・集計が行われ、ただちに歌会に入るという流れ。


ほんとうに、大会に限ったことではないが、さまざまな立場の人々の細やかな働きによってこの世界のいとなみは支えられている。(かくいう私も集計作業の補助という恩恵にあずかった。作業をともにしたお二人との間に湧いたちょっとした連帯感が楽しかった。はじめて親しくお話しさせていただいた)


そうそう、この記念すべき大会の題は「平」であった。


歌会は、グループ歌会でA~Eの5編成。

私はBグループで記録係を仰せつかっていた。このグループの司会は、大先輩の小田部雅子さん。今回はじめて傍で仕事をさせてもらった。大会前に、「小田部さん? 勉強になるわよ。よかったね~」と言った人があったけれど、まったくそのとおりで、その理由がよく分かった。歌会は、巧みに評者の言をとりまとめる小田部さんの司会によって滞りなく進んだ。進行だけのことではない。準備にも気持ちがこもっていた。


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         《小田部さんが準備してきていた時間配分表と名札》


記録係(タイムキーパーでもある)の私は、時計を眺めているだけの仕事だったのに、その時計でさえ小田部さんご持参の置き時計なのであった。


さて、今大会の最高得点歌は、このブログ日曜日執筆者の晶子さん。


たんすの鐶鳴らしてあそぶみどりごのことば未満のやはらかきこゑ  大西晶子              


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 歌会は「コスモス」の風合いというものを考えるよい機会になる。人々の批評を思い返すにつけ、こうやってコスモスの歌風は継承されてきた(ゆく)のだなあ、とそんなことを今もふんわり思っている。


 今回、私のカメラが撮った一枚きりの人物写真。ここに愛蔵しておきたい。


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  あめつぶにつつまれやすきわが嗄声救はんと傘を差しだすひとり



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by minaminouozafk | 2018-09-26 07:00 | 歌会・大会覚書 | Comments(7)

7月8日(日)、

「COCOON」第8号の批評会=COCOON第12回批評会があった。


前日までに、折からの大雨の影響で道路や線路が冠水した地区の友人たちから、

出席できない旨の連絡がCOCOONのメーリングリストに届けられていた。


福岡空港は、他の都市に比べて市街地に近いところに位置する。

うちから空港まではというと、いつもより車が多いくらいのもので、特段の規制もなく、

無事、梅雨空の福岡を出発することができた。


東京は晴れ。すでに梅雨は明けている。ひかりが眩しかった。


来られない誰彼を思い会場へ向かう。

みんな、それぞれの立場でいろんな事情をかかえて日々を過ごしている

出席したくても、それが叶わない状況はいくらでもある。


今回のように交通手段が確保できないこともある。

配偶者との駆引きがあったりする場合もあるだろう。

突然子供が熱を出したりするともうどうしようもない。


これに関連して、今日はCOCOONの創刊時から慣例を一つご紹介しよう。

「欠席者へのメーリングリストでの一首選」。

これは、欠席した人は、みんなから一首選んでもらえるというもの。


批評会後、出席者は、欠席した人の作品の中から一首を選んで伝える。

この一首選でしばらくメーリングリストはにぎわうーー、

批評会のちょっとした余韻のようでもある。(いいでしょ)


ところで、今回、二人の見学者があった。

一人はコスモス会員の方。

もう一人は、お母さんの勇姿を観にいらした輪郭のくっきりしたお嬢さんである。


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今回のマスクは、水上芙季さん作。うれし。


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翌9日、九州北部地方の梅雨明けが告げられた。


 梅雨明けたり向日葵の葉の破れより大蟻ひとつこちらへ出でて




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by minaminouozafk | 2018-07-18 07:46 | 歌会・大会覚書 | Comments(8)