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2019年 06月 10日 ( 1 )

亀山能 百留ななみ


亀山さん。末っ子の父はよく爺ちゃんとやってきたようだ。そのころは亀だけではなく鶴もたしかにいたと言うのだが・・・


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唐戸市場の目の前。石段をのぼると対岸の門司はとても近い。初夏の関門海峡はおだやかな青。「関の氏神」として凧揚げ大会や花火大会・・・そして例大祭の10月には亀山能が奉納される。以前ブログで紹介したように亀の池やお亀明神もある。唐戸のマンションに引っ越してきてから父母は何度か亀山能を見ている。私もと思いつつ未だ見ていない。



ここ数年、新聞広告の亀山能楽教室の募集記事にざわざわしていた。



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先日、知り合いの絵画展を訪れた。なんとなく付いて行ったのだが、先生の透明感あふれる油絵に圧倒され、ぜひ習いたいと思いたった。しかし週一回・・・油絵は高校生のころに描いていたが、道具をそろえなくては・・・自宅で描くには匂いが気になる・・・と逡巡していて、思い出したのが亀山能。


ずっと前から気になっていた。月二回の講習で亀山神社の儀式殿なので父母のマンションのすぐそば。油絵よりも亀山能。新聞は見つからないが、ネットならと検索。ちょっとまえの記事を発見。募集締切は525日。明後日だ。ドキドキしながら連絡先のケータイに電話。あたたかく渋い男性の声。観世流能楽師師範の宮本隆吉氏御本人だ。数日後、テキストのコピーや高砂のCDが届いた。


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6月5日いよいよはじめてのお稽古。55歳の手習いだ。体力、記憶力ははなはだ自身がないが、せめて気力はと思う。初心者向けに高砂の謡、先輩方の富士太鼓の謡。なごやかな雰囲気でうれしい。仕舞は扇の持ち方や回り方の実演指導。そして先輩方の西王母や羽衣の仕舞。



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緊張したが充実の2時間半。宮本先生、そしてみなさまの温かい心配りでたのしく過ごせました。令和の改元とともに新しくはじめたお稽古。有言実行。



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新しい謡本がくるまでと貸していただいた先生の本。私より古い昭和30年発刊。とりあえず富士太鼓を読み進める。わりと読みやすいが和綴じの筆書き。ふと思い立って二階の書棚に。学生の頃に買った小学館の古典文学全集に謡曲集を見つけた。二冊もある。開いてみるとまっさらなまま。30年以上たってはじめて読む。ちょっとだけ新しい世界が広がりそうな気がする。55歳、ぼちぼち頑張ります。



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<高砂>は住之江までの舟旅ぞはじめてひらく観世流謡本









by minaminouozafk | 2019-06-10 06:52 | Comments(8)