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2018年 10月 19日 ( 1 )

朝露  大野英子

晴天の日の昼間は、汗ばむような陽気だが、日が落ちるととたんにストーブが恋しくなる。
夜明け前、南の空にはもうオリオン座とシリウスが雲間から見えていた。

コスモス全国大会、県民文化祭の準備などに追われているうちに、確実に冬に向かっている。

先月、実家の庭木の剪定が入っていたので、東京に行く前に掃除をかねて見に行くと、楽しみにしていた黄色の彼岸花も終り、剪定の時に踏み散らかされてしまっていたが、一本だけ何とか咲いていた。

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リコリスと呼んだほうがピッタリくる色合いが気に入っている。

そして先週、ようやく泊まった翌朝の草取り。
踏み荒らされた彼岸花の跡にも葉が顔を覗かせていて、ひと安心。
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朝日が昇って来ると、つんつんと伸びた草々のてっぺんの朝露が日に輝く。
奇跡の葉っぱを発見。

蕗の新芽を取り囲むような朝露。
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以前、NHKスペシャル植物写真家の特集の時、葉を取り囲むように葉脈の先端それぞれに露を置く、美しい写真が印象に残っていた。
それは、朝露ではなく植物の中の余った水分を排出する生理現象だと語られていた。
写真家は葉のギザギザの先端の水玉が虹色に輝く瞬間をタイマーを使い何日も待っていた。

残念ながらその繊細さはないこの写真は、ただの朝露なのか、生理現象なのかはわからない。

伸びすぎた芝の上を二筋の朝日が照らすころ、草取りを終えた。
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明日はいよいよ、ふくおか県民文化祭。
みなさま、どうぞお出かけ下さい。役員一同、お待ちしています。

        ほろほろと朝露こぼす秋の風首に冷たく蟻はもうゐず


by minaminouozafk | 2018-10-19 06:16 | Comments(6)