2018年 07月 02日 ( 1 )

雷鳥 百留ななみ


真っ青な空。

標高2500メートルの立山は初夏も雪が残っている。太陽が近い。



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慎重に散策コースを歩いていると23人が座ってカメラを向けている。

その後ろから、しゃがんでよく見ると雷鳥がいる。

近くで動かずにじっとしている。たしかに雷鳥。すぐにスマホのカメラで撮影。夏の羽毛の色。


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雷鳥はむかしから霊山の神の使者といわれていた。

雷のなかでも元気に動き回るから雷鳥という説もあるらしい。


しら山の松の木陰にかくろひてやすらにすめるらいの鳥かな

後白河法皇『夫木和歌集』


後白河法皇のらいの鳥の一首もある。今もハイマツの陰にかくれている。


学生の頃、大阪から富山に行くときに乗った特急列車はたしか雷鳥だった。


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しかし、昨年、大阪駅から乗車したのはサンダーバード。時刻表をみるとすべてがサンダーバードだった。サンダーバードと言うと人形劇のSFドラマを思い出す。むかし息子と見ていて主題歌もくちずさめるが・・・サンダーは雷、バードは鳥。だから英語で雷鳥はサンダーバードだと納得した。しかし、サンダーバードはインディアンが雷を起こすと信じた神話の鳥。雷鳥はptarmigan。ややこしい。


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特急 雷鳥 のデビューは1964年、私と同級生だ。途中からスーパー雷鳥も加わり、1992年に和製英語のサンダーバードの登場。しばらく雷鳥・サンダーバードの両用が続いたが、2011年にすべてサンダーバードになったらしい。

やっぱり雷鳥がいい。たしか小さな雷鳥のイラストもむかしの特急雷鳥のヘッドマークにはあったと思う。


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大きな荷物をもっての移動はたいへんだが、鉄道の旅はたのしい。とくに特急列車は窓も大きくのんびり過ごせる。鉄道もむかしの道も大きな川に沿っている。ひさしぶりの木曽川沿いの中央本線、飛騨川沿いの高山本線。あらためてゆたかな水の国を思う。思い立ったら行けるパスポートもいらない小さな旅。ちょっと元気になれる。


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這松の雪のこる地にあらはれし目蓋の紅のあはき雷鳥







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by minaminouozafk | 2018-07-02 07:56 | Comments(7)