2018年 06月 28日 ( 1 )

カレンダーを見ていたら、6月28日は雨の特異日(主に東京)とあった。

特異日とは「その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと」(ウィキペディア)東京では53%の確率で雨だとか。

「晴れの特異日」は知っていたけれど、雨や猛暑の特異日もあると知って驚いた。4月6日は「花冷えの特異日」という。何だか奥ゆかしい。

今日はこちらも雨となるのだろうか。



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都に雨の降るごとく    ヴェルレーヌ


都に雨の降るごとく

わが心にも涙ふる。

心の底ににじみいる

このわびしさは何ならむ。


大地に屋根に降りしきる

雨のひびきのしめやかさ。

うらさびわたる心には

おお 雨の音 雨の歌。


悲しみうれふるこの心

いはれもなくて涙ふる

うらみの思ひあらばこそ

ゆゑだもあらぬこのなげき。


恋も憎みもあらずして

いかなるゆゑにわが心

かくも悩むか知らぬこそ

悩みのうちのやみなれ。



雨というと思い出す詩。

子ども会の景品でもらった日記帳に3つくらいの詩が載っていて、わからないなりに読んでいた。後に「ちまたに雨の降るごとく」とした堀口大学の翻訳を知ったけれど、こちらの訳の方が私には親しい。

最初に読んだこととたぶん韻律。言葉が調べとして入ってきたからだろう、おぼろげながらいくつものフレーズを覚えていて、第2連はことに気に入っている。

訳者は鈴木信太郎。大正13年の『近代仏蘭西象徴詩抄』にあったことや冒頭にランボーへの献辞があることを今回初めて知った。


雨の音聞きつつ眠るしんしんと水田に苗に降り注ぐ雨


ここ数年、豪雨による被害が続いている。今年の梅雨はそのようなことが起こりませんように。


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by minaminouozafk | 2018-06-28 06:13 | Comments(6)