2018年 06月 12日 ( 1 )

昨年6月11日、朝倉の「共星の里 黒川INN美術館」にお邪魔した。

山里の廃校舎を利用した美術館はノスタルジックな佇まいながら、一方で先鋭的な芸術作品もたくさん展示されていた。ハリウッドの特殊メイクアップアーティストAKIHITOさんのことを知ったのも、この美術館。


壁に貼られていたポスターに見惚れていたのだが、まさか、その4カ月後にお会いすることがかなうとは。私にとってかの日は、いくつものシンクロニシティが起きた奇跡の1日だった。

宴の終わりに見た、真闇に光る蛍の幽玄は今も心に刻まれている。また来年……。そう約束して帰ったのだったが……。

そのわずか3週間後、北部九州豪雨災害。濁流に押し流される土砂や流木がこの桃源郷を襲った。壊滅的な被害が報告される中、「共星の里 黒川INN美術館」を守ったのは、アートディレクター柳和暢氏の巨大オブジェだった。


予兆。「共星の里」は、朝倉はきっと大丈夫。無責任かもしれないが、柳氏の奇跡のオブジェの存在はかの地の復興を約束するものに違いないと確信したのだった。

そして、一昨日。美術館館長で、アパレルブランドKienのデザイナー尾藤悦子さんのフェイスブックに信じられないような報告がアップされていた。


全滅的だと諦めていた今年の蛍。黒川の闇夜に希望の瞬きを見つけ、涙が溢れる。(尾藤悦子さん)


かすかな蛍の光。でもそれは今も復興に向けて力を尽くす人々にとって、前途を明るく照らす奇跡の光に違いない。



黒川の闇を明滅する蛍みづは甘きか人やさしきか

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去年の宴会風景。
また、いつか。

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by minaminouozafk | 2018-06-12 00:15 | Comments(7)