2018年 05月 06日 ( 1 )

端午の節句  大西晶子

昨日は子供の日、端午の節句だった。端午の節句は英語ではthe Boy’s Festivalだ。わが家でも初節句の男児が居るので、お祝いをということで、長女が柏餠やフェルトの兜を作ったり、ダイソーの鯉のぼりを飾ったりした。



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                兜というより韓国時代劇の兵士の帽子のようなのはなぜ?


先月直方に桃の花を見に行った時に、武者飾りを見に入った玩具店のご主人から、端午の節句について面白い話を聞いた。
 もともとは端午の節句は女性の祭だったのだそうだ。端午の節句には付きものの菖蒲だが、菖蒲には穢れを払う力があると信じられていたために、田植えをする女性たちがあつまり菖蒲で身を浄めたのが菖蒲の節句だったという。
 ところが室町時代あたりからは〈しょうぶ〉の音が尚武に通じるところから、武士の間で男子の節句に変わったらしい。

こんなことは古典文学に造詣の深い方には常識なのだろうが、素養の乏しい私には初めての話で面白かった。



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 また、かしわ餠の作り方を調べるうちに分かったことだが、〈柏餠〉と書くのが一般的だけど、植物の「かしわ」には柏と槲の二つの文字があり、柏は檜の仲間の針葉樹の意味で、餠をつつむのは広葉樹の槲なのだ。


 3日の千登世さんのブログにあったミツガシワの漢字が三槲、葉が丸い。どこで入れ替わったのか分からないが、お菓子屋さんでも柏餠と書かれている。

母は〈かしわ餠〉ではなく〈ガメの葉餠〉と呼んでいた。槲ではなく山帰来の葉(筑後ではガメの葉と呼ぶらしい)で挟むように餠の両面を覆っていたからだと言っていた。

これも江戸時代までは全国で山帰来の葉を使っていたという。それが山から遠い江戸では手に入らないので、手近にあった槲の葉で巻いたところから、これまた武家の習慣になったとか。



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これまで、丹午の節句は男の子の居ないわが家ではよそ事だったので知らないことが多かったが、今回孫のおかげで端午の節句のトリビアに詳しくなってしまった。

ちなみに長女の作ったレシピ名「レンジで簡単・かしわ餠」は本当に電子レンジで簡単にできたが、予想以上の美味しさだった。来年は私もかしわ餠に挑戦してみよう。

     をのこらは不可思議なものそのゆゑか端午の節句にトリビア多し
                              晶子



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by minaminouozafk | 2018-05-06 07:00 | Comments(9)