2018年 05月 01日 ( 2 )

号外でーす 藤野早苗

第15回筑紫歌壇賞の運営会議@西鉄グランドホテル 松風

f0371014_20403395.jpeg
選者の伊藤一彦さん、小島ゆかりさん、青木昭子さんをお迎えしての食事会。
今年もよろしくお願いいたします。

贈賞式は、9月30日。
大宰府館まほろばホール。

ご来場お待ちしております。

[PR]
by minaminouozafk | 2018-05-01 20:36 | Comments(3)

私は多分、友人は少ない方だと思う。特に幼馴染という存在はきわめて稀薄。小さな小さな町なので、子どもはみんな同じ幼稚園から、小中学校へ進む。かなり付き合いは長いはずなのだから覚えていてもいいはずなのだが、顔を思い出せる同級生はほとんどいない。だから「あの子、どうしてるかなあ?」などと郷愁にふけったことなど今まで一度もなかったのだ。


しかし、今年1月、3月の母の膝手術に伴う頻繁な帰省と、年齢を重ねていく母の様子を見ているうちに、何か胸をよぎるものがあった。自分に残された時間、わけても健康でいられる時間はそう長くはない。今のうちに会いたい人には会っておこう、そう思ったのだった。


気になる同級生がいた。

高校までは同じで、大学は別。たしか彼女は大学では仏文専攻だったと思う。博士課程を修め、渡欧したと聞いていた。あの山陰の田舎町から、ましてやかれこれ30年も昔に渡欧なんてすごい勇者だ(街では当たり前の「文化」がない、これが都会と地方の格差の正体である)。


彼女が仏文専攻で、後渡欧したのもとても納得できた。彼女は「ベルばら」オタクだったのだ。しかし、それをいうなら私もそう。よく一緒に「ベルばら」ネタで盛り上がった。私にとっては、「ベルばら」は当時のおもしろい読み物。でも彼女はそれを生涯の学びの原点にした。貫いた。すごいなあ。


で、まず、彼女の名前をネットで検索。お、ヒット!

あら、本出してる。うん?フィレンツェ関係の本だ。

え、今フィレンツェでお仕事してるんだ。なるほど。

じゃ、フェイスブックはどうかしら? お、ヒット!

びっくりさせるかもしれないけど、メッセンジャー機能で連絡してみよう。

ぽち、っとな。

待つことしばし。

「藤野さん、ご出身は?出身高校は?」

そうよねえ、怪しまれるよねえ、40年ぶりだもん。しかもいきなりだもんね。わかりました、お答えしますよ。

で、また待つことしばし。

「おお、では同級生の藤野さんですね。あらー……」

ということで、しばしメッセンジャーで近況をやりとり。空白の40年はとても密度の高い時間に変わったのだった。


Viva la tecnologia

フランス語に加え、イタリア語も堪能な彼女が、フェイスブックにアップした記事の最後に書かれていた一文。

「テクノロジーって素晴らしいわね!」

幼馴染が40年ぶりに、メッセンジャー機能を使って連絡してきてくれた……という意味の文章の締め。

ほんと、テクノロジーって素晴らしい。

フィレンツェの彼女の近況が書かれているのであろうイタリア語を、翻訳機能を駆使しつつ読み解く私。全くもって、


Viva la tecnologia


なのである。



強霜の髪黒く染め会ひゆかむ十八のわれのみ知る人に


f0371014_01492835.jpg
新婚旅行で訪れたフィレンツェ
22年前。





[PR]
by minaminouozafk | 2018-05-01 01:52 | Comments(7)