2018年 04月 28日 ( 1 )

 初夏の日差しのような先日、いつものように近くのスーパーに買い物に出かけた。家を出て二つ隣りのお宅の塀の脇に緑色の小さな実が落ちていた。その場所はまだ寒さが厳しいころに、春の先駆けのように見事な枝垂れ梅が咲いていたところ。今は風が吹くと、鮮やかな若葉越しにきらきらと光が漏れている。以前から不思議に思っていたのだが、あれほどびっしりと花が咲いていたのに、その実となるとほとんど記憶にないのだ。調べると枝垂れ梅はあまり結実しないとあった。だが、目を凝らすと若葉の中に紛れて小さな実を確認できた。やはり、探すのが難しいほどその実は少ない。


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 それならばと思い、その隣のお宅の前に行くと、同じように寒い頃八重の花を美しく咲かせていた木には、こちらは押し合いへし合いするかのようにたくさんの実がなっていた。


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 実を見ると気持ちがほっと豊かになるのはなぜだろうなどと考えながら歩いていくと、次は去年の7月にブログにあげて、早苗さんに教えてもらったブラックベリーが車の往来も激しい道の脇でうすいピンクの花を咲かせていた。また季節がすすむと、ここにも次々とブラックベリーが実を結ぶのだ。


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 そして、買い物も済んで家の近くまで来た時に行きがけには気づかなかったのだが、ミカンの木の白い花が目に入った。このミカンの花には驚いた。なぜならちょうど一か月前に孫のために残しておいてくださった二つの実をもがせていただいたばかりだったからだ。まだ一か月しか経っていないのに、もう次のために花を咲かせているこの早さに草や木の健気さというか勤勉さを思った。


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 植物にしても動物にしても、生きていくためにそして子孫を残すためには機を逃すわけにはいかないのだ。省みて私はというと、身の回りにはしなければならないことをたくさん抱えているのにズルズルと先送りしている。こんなことでは、社会では生き残れないと道すがらの花や木に教えてもらった一日だった。


   重たかろ花のすべてが実になれば枝垂れ梅から落ちた実ふたつ


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by minaminouozafk | 2018-04-28 10:43 | Comments(6)