2018年 04月 09日 ( 1 )


さくらがほころびはじめて10日あまり。

うららかな春の陽気がずっと続いた。

さくらの呪力のせいか、そぞろな気分に急き立てられて、時間があれば桜をながめに出かけた。



ご近所の長府庭園。人もまばらな平日。庭園の見事なしだれ桜にはカメラマンたちが集まっている。だれもいない庭園の奥、手入れの行き届いた竹林からの桜がきれい。ひかりとかげ。うつくしさの表裏一体はちょっと切ない。


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火の山公園は下関ではむかしからの桜の名所。南の魚座の批評会の翌日、千登世さんが乗ってくださったロープーウェイもある。今年還暦というレトロなロープーウェイ。

 下関はイスタンブールと姉妹都市。その縁でチューリップの球根を5万個寄贈していただいたことから始まった火の山トルコチューリップ園。ボスポラス海峡をイメージしているらしい。平成19年から開催されているようだが、このたび友人に誘われてはじめて訪れた。 


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チューリップはもちろん花吹雪のさくらと関門海峡。やっぱり朝早くきて良かった。まだ人も少なくゆっくり廻れた。それぞれに美しいものが集まってそれぞれの美しさを引き立てている。ボスポラス海峡は見たことがないが、関門海峡とかさなる。チューリップの間を埋め尽くす桜はなびらのピンクがやさしい。この平穏を祈る。



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前回のブログで紹介した内日貯水池のさくら。ほぼ満開の染井吉野のとなりにまだ蕾のの大木があった。一緒に行った友人が、昨日もう一回見てきたよって写真を送信してくれた。やっぱり桜。赤い葉っぱも見える、花の色は白っぽいようだ。山桜だろう。クローンの染井吉野よりやさしい。たぶん樹齢も古い。今日の入学式まで大丈夫だろう。


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枝垂れ桜、八重桜も染井吉野よりはちょっと遅い。平日午前の住吉神社。長門の国の一の宮。御田植祭の奉納試合で裸足での剣道の大会に息子たちは参加していた。満開の枝垂れ桜、名残りの染井吉野のもと結婚式の前撮りが三組も、七五三も前撮りだろうか。振袖姿の少女も。ちょっと幸せのお裾分けをいただきました。


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さむい寒い一昨日の土曜日、用事のついでと岩国の奥の弥栄湖の桜を見に行った。一面の菜の花と桜を独り占めできるスポット。いつもは錦帯橋のさくらより一週間ほど遅れて満開になる。しかしこの春はまだ4月になったばかりなのに寒風のなか僅かなピンクと黄緑のさくら。花吹雪ほどの花びらは残っていない。寒さで葉っぱも躊躇しているようだ。長府ではもう三回ほどいただいた筍はまだぜんぜん出ていないという。冬眠打破で花をひらく桜。筍の「春だよ、もういいよ。」のサインはあたたかい春の雨だろうか。それぞれの春。名残りの桜と菜の花、曇り空が似合う。




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さくら、さくら・・・この春は思う存分さくらを満喫した。すっかり花を終えた桜なのに静心にはならない。なんとなく喪失感でさびしいがあっという間に大好きな葉桜となる。それまでの春愁。


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ももいろのさくらの影であふむけばこころ軽々落蟬のわれ






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by minaminouozafk | 2018-04-09 07:57 | Comments(7)