2018年 04月 08日 ( 1 )

花桃 大西晶子

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 先日、家人が直方に用があって出かけ、ついでに直方駅の近くの多賀神社にお参りしてきたと言う。そして「桃の花が見事だったからぜひ行っておいで」と勧めてくれた。「あらら、珍しいこと」と思ったが、ありがたくその翌日に出かけた。わが家からは車で40分程の距離だ。


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直方には昨年も何度か行き、駅前の病院で胃カメラとピロリ菌の検査を受けている。たしか昨年も多賀神社の桃の花の写真を撮ったような記憶があるが、美しい物は何度見ても良い。

今は桃の花の白から濃い紅までとりどりの桃色が華やかだ。

多賀神社はJR筑豊本線の線路の際にあり、一段高い所から線路を見下ろすことになる。また四か所ある神社の入り口の二つは線路を陸橋で越え、線路の向こうの街の中心部からも来られるように作られている。


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 この神社の御祭神は伊邪那岐大神・伊邪那美大神、夫婦円満や縁結びの御利益があるらしい。           

桃は災難から身を守るということで、境内にたくさん植えられている。これは伊邪那岐大神が黄泉から逃げ帰ったときに、桃の実を投げて危うく助かったという神話によるものらしく、夫婦円満とは矛盾するような気もするけど、そこはまぁまぁということで。(ともかく花桃がこんなにきれいに咲いているのだし)

413日から15日まで「春まつり」があると看板が出ていた。



此処の神社の紋所は番の鶺鴒。連れ合いはこの紋が好きで、それもあってこのお宮にお参りに寄りたくなるのだとか。

同行した長女は初めて来たこのお宮の建物がどれも重厚なのに感心し、門の破風に施された彫刻に見入っていた。


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林芙美子は「放浪記」で、大正四年に直方で暮らしたときに、母が露店でバナナを商い、その間に多賀神社に遊びに行き境内の馬の銅像に「いいことがありますように」と願を掛けたと書いている。(神社の案内板に依る)

本殿で「いいことがありますように」ではなく、「平和で無事な暮らしが永く続きますように」と手をあわせた。




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      花桃に災厄はらはれひとけなき町をあゆめり食欲もちて


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by minaminouozafk | 2018-04-08 09:04 | Comments(7)