2018年 04月 05日 ( 1 )

いつもは第4週の日曜日に行っている支部歌会。
3月は4月1日の日曜日に吟行会を計画して防府を訪れた。


朝10時に防府駅みなとぐちに集合。晴れてあたたかくしかも桜日和、皆さんで喜んだ。


最初に訪れたのは英雲荘。

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三田尻御茶屋とも呼ばれた毛利藩の公館で、7代藩主の毛利重就が大規模な改修を行って、隠居後に移り住んだ館。重就は塩田を作って藩の財政を潤した賢明な藩主だったという。現在は防府市に寄付されて改修が行われ、整備が進んでいる。「英雲荘」は重就公の法名に因んだ命名。


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館長さんから説明を聞きながら見学


毛利家の家紋は「一文字に三つ星」が有名だけれど、裏紋として「沢瀉」があり、さまざまなデザインの沢瀉が襖紙や引手の金具など、建物のあちこちにあしらわれていること(見つけるとなんだか嬉しかった)等々さまざまなトリビアを交えてわかりやすく解説してくださった。


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急な階段を上った二階は「大観楼」。現在は干拓によって市街地になっているけれど、建てられた当時は敷地の南側の200メートル先に瀬戸内海が広がり、中国の洞庭湖からの風景に似た美しい眺望だったという。幕末の政変で長州に逃れた七卿が滞在して、額の「大観楼」の文字はそのひとりの三条実美の手によるもの。27歳の時の筆と言う説明にその人柄を想像した。




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お庭を眺めながら抹茶で一息

支部長の山本さんも合流して9名で見学



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お昼は潮彩市場で新鮮なお魚料理



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窓の外には瀬戸内の海


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当初の予定にはなかったけれど、桜の見頃だったので、寒桜で有名な向島へ立ち寄って桜を眺めることに。有名な寒桜はもう散っていたけれど、運動公園の桜は壮観だった。この道の突き当たり一面、満開のさくら。(時間と距離の都合で車窓から眺めるだけだったのが残念)


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最後に訪れたのは周防国分寺。奈良時代の天平勝宝8年(756年)までには完成していたという古刹で、この建物(金堂)は江戸時代に再建されたもの。中には本尊の薬師如来を中心に日光、月光菩薩、四天王像など重要文化財に指定されているたくさんの仏様が安置されていた。

境内ではちらほらとさくらの花が風に散りはじめていた。


無事に見学を終えて、15時に駅で解散。


春光を返しひろがるまぼろしの海を思へり街中にゐて

歌の種さがしつつ見る境内のさくら素知らぬ顔に散りゆく


支部の世良さんの行き届いた手配のおかげで充実したとても楽しい時間を過ごすことができました。

即詠でなかったので、ゆったりと見学できたけれど、4月の歌会には2首提出という宿題が……。頑張らねばです。


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by minaminouozafk | 2018-04-05 06:31 | Comments(7)