2017年 08月 05日 ( 1 )

 小学生の時のランドセルは一般的な赤ではなく紫色だった。伯母がわざわざ小倉で買い求めてくれたもので、その色を伯母は紫とは言わずラベンダーと言っていた。それで、私にとってその色は紫と覚える前にラベンダーとしておさまった。

ラベンダーが色そのものでなく花であることを知ったのはいつだったろう。南国九州では実物を見ることは叶わなかったが、新聞やテレビのおかげでラベンダーという花とともに絵本に出てくるようなラベンダー畑のことを知った。


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 次男が札幌に住むようになり、ラベンダー畑に行く機会はあったのだが、それは秋だったり雪景色の真冬だったりで少しばかり季節がずれており、やっと五年前の7月末に富良野に行くことができた。

「フラノラベンダーエクスプレス」に乗って富良野に着き、観光マップをたよりに二箇所のラベンダー園を訪れた。見頃としてはぎりぎりだったが、リフトの足元に広がるラベンダーは豊かな色で風にゆれていた。丘の上から見渡すと斜面一面のラベンダー畑と、その先に広がる田園風景と遠くの十勝岳連峰の山々が素晴らしいパノラマを見せてくれた。昨年、この豊かな田園地帯を台風が襲い甚大な被害を残したが、今年は何事もなく過ぎることを願っている。


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帰りはこの時期だけの臨時駅「ラベンダー畑駅」から、これも季節限定の観光列車「ノロッコ号」に乗って旭川までゆっくりと富良野線の旅を楽しんだ。

 暑さに辟易し、写真を眺めていると、あの時の空気感や風の流れがよみがえってくる。もう一度訪れて広大な風景の中の点となってみたい。


    花ごとに気ままに風とたはむれてラベンダー畑はいちめんの波 


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by minaminouozafk | 2017-08-05 10:59 | Comments(7)