2017年 02月 04日 ( 1 )

節分祭  栗山由利

 この二十年ちかく、二月三日は櫛田神社の節分祭に出かけている。雪が降った年や凍えそうな寒さの年もあったが、昨日は春がきたような暖かさだった。ご祈願の申し込みをし、福引つきの「御祈願券」をいただいて「祈願證」に氏名と年齢を書いてもらう。その後、拝殿で大勢の方と一緒にお祓いをすませて御札と福豆をいただく。


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 息子たちが高校生の時までは、夜に家の明かりを全部消し窓という窓を全開にして豆まきをしたものだ。ただ、わが家の豆まきは豆ではなく飴まきだった。あとの掃除が大変ということもあったが、私の実家の豆まきをそのまま受け継いだのだ。そして、わが家のオリジナルでその飴の中に、10個ほどの当たり飴を入れておいた。撒く役は毎年私で、夫と息子二人が拾う役だ。当たりくじの景品付きなので、みんな俄然張り切る。たくさんの飴をせしめようと考えを巡らせ、撒かれた飴の上にその身を投げ出した下の子にはあとの二人からブーイングが出たりもした。

 子供達が小さかった頃の景品は駄菓子屋さんのおかしやおもちゃ、そして文具などで大きくなってからはくつ下だったりペンケースだったり、私はその景品選びを楽しんだ。飴まきが終わり鬼が戻って来ないよう急いで窓を閉めた後が、一番の盛り上がりである。電気をつけて拾い残しの飴をさがし、自分の持っている当たり飴を見つけ景品をゲットする。当たりの飴をだれも持ってなかった時がまた大騒ぎで、ベッドの下やお風呂まで這いつくばって探すことになる。


 子供たちが家を出てからは節分と言っても特別なことはなく、いただいた福豆を夫と食べるだけになってしまった。静かな節分の夜である。

 今日から暦の上では春。寒い日は続くが、薄皮を剥ぐようにして景色がかわっていく様子を楽しみたい。


  節分の「祝ひめでた」と「手一本」ひびく博多に春のこゑ聞く  由利


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by minaminouozafk | 2017-02-04 09:54 | Comments(7)