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三椏の花 百留ななみ

 

黄色っぽい白の毬花。


もしかしたらと近づく。やっぱり三椏の花。


桜が咲く少しまえにひらく可愛い丸い卵色の花。


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あまり近所では見かけないのだが、ひさしぶりの長府庭園でのたまさかの出会い。馬酔木も満開。モクレンも咲き始めている。

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コウゾ、ミツマタは古くから和紙の原料として栽培されていたという。

多くの木の中からどうして繊維の良質なものを見つけたのだろうか。

ミツマタは枝が三又に分かれる。花も可憐だ。

コウゾは桑の仲間で似たような実をつける。


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昨年、新紙幣に変わったばかりだが、ずっと日本の紙幣には三椏が使われていたようだ。いまでは国産の三椏は少なくて9割以上を輸入に頼っている。輸入先はネパールがほとんど。日本国内での三椏調達が難しくなった今、ネパールの契約農家がその役割を担っているようだ。標高二千メートルもの高地で最初は日本人の指導のもと日本式に丁寧に加工しているらしい。ネパール大地震で被害を受けたが、順調に回復しているという。


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日本の紙幣はすかしなどの偽造防止の加工もしつつポケットに折り曲げていれても間違って洗濯してしまっても大丈夫なほどの強度。2005年には島根、岡山、高知、徳島、愛媛、山口の6県が国立印刷局と生産契約を結んでいた。いまでは四国や岡山の山間部で細々と栽培されている。


 三椏の可憐な花の群落を見たくて以前にネットで調べたことがあった。ふたたび検索してみると下関からも近い美祢市にも大きな三椏の群生地があるようだ。江戸時代にも和紙として税の一部としても盛んに栽培されていたのだろう。岩国の錦川上流でも見たことがある。


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杉林の木洩れ日のなかに咲く三椏のうす黄色の毬花。

ちょうど杉花粉の最盛期と重なる。

このごろは熊も怖い。

なかなか群生地にたどりつけない。


長府庭園で見つけた三本の三椏の木。

いつでも会いに行ける。


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見おろせば薄き黄あかり奔放に水辺にひらく三椏の花






by minaminouozafk | 2026-03-16 07:57 | Comments(0)