2026年 03月 09日
輪廻 百留ななみ
きさらぎ九日に義母が百歳で大往生した。義母は息子二人に孫四人も男の子。私も息子二人に男孫一人。
やよい五日に孫の女の子が生まれた。義母にとっては曾孫。

生まれ変わりではない。しかし百歳の一生を終えた義母、新しく生を得た女の子には何かの縁を感じる。義母の遺伝子を八分の一引き継いだ曾孫。
花を終えた蒲公英は綿毛を飛ばして次世代に生の鎖をつなぐ。ずっとその土に立ち続けている大きな樟。一生の長さはそれぞれ異なるが、いずれも限りがある。

ホモサピエンスは人類の学名。種の名前。霊長目ヒト属で唯一の種である。いま世界中で約八十二億人らしい。
いま多くの生物が絶滅の危機にさらされている。百年前には一年間で一種ほどの絶滅だったという。1975年には約千種。いまでは一日に百種、一年間で四万以上の種が絶滅している。ものすごいスピードで多くの生物が絶滅しているのだ。
隕石が衝突したり、氷河期になったり幾度も危機に遭いながらも生き延びてきた命。ここ数十年の過去にはない絶滅のスピードは増え過ぎたホモサピエンスの勝手な活動によるものだと思う。

少子高齢化と言いつつも人類の数はまだ増え続けている。
子を産み育てることはごく自然なること。無理をすることはない。多様化の時代、育てたい人が自由に責任を持って大人にさせてやったらいいと思う。
クローン人間なども登場しそうな時代だが、産み育てるのは人間。子育ては思うようにならないのが面白くもあり大変だと思う。

生まれ変わるなら何がいい?空を飛ぶ鳥にあこがれる。水のなかもいいかも。なかなか思い通りにはならないだろうが、想像してみるとそれぞれの気持ちが少しはわかるかもしれない。
もうすぐクローンの桜、染井吉野も咲きはじめる。

セツさんの遺伝子を継ぐミータンのにんまり笑顔は百年ながらふ

