2026年 02月 06日
太宰府メモリアルパーク天拝山拝観所 大野英子
先日の両親の墓参りは快晴。春のような陽気でした。
正月のおみくじに従って身を慎んで控えめにしていましたので、痛んでいた股関節と膝も、散歩を休み、ストレッチに励んでいたおかげでしょうか、まだ痛みはあるものの、5000歩程度は杖のお世話にならなくても大丈夫になっています。
そこで、墓参を済ませた後、以前から気になっていた園内の高台にある天拝山拝観所に登ってみることにしました。
そこは、太宰府に左遷された菅原道真公が、無実を訴えるべく幾度も登頂した天拝山を望む事が出来る場所のようです。
『太宰府春日神社』と書かれた鳥居の先の山道は、緩やかな石段に整備され、十段置きに段数が書かれています。

108と書かれたところで石段は終り、私の煩悩は払われたのでしょうか。小さなお社がありました。

その場所からは、広大な墓地と遥か博多湾まで見渡すことが出来ました。お賽銭を上げて、森を開いた道を進むと、ひと際高い場所に拝観所はありました。

四方が深い木々に囲まれて、天拝山らしきものは、木々の間にちらりとしか見えませんでしたが菅原道真公の歌碑が置かれます。
天つ星道も宿りもありながら空に浮きてもおもほゆるかな
万葉集では数少ない星を詠むうたです。星は占星術など、政治と深い関連があったので、万葉びとは星を歌に詠むことを控えたとも言われます。
拾遺和歌集のこのうたは京の都から遠く大宰府へ左遷される道中で詠んだとされます。政治的陰謀によって陥れられた自身の危うさ、不安が詠まれています。
そういえば、インバウンドでごった返していた太宰府天満宮にもずいぶん参拝していません。梅が咲くころ行ってみようかな。
久々に、深い森の気に触れることが出来、これからも墓参のたびに訪れたい場所が増えました。

山道に沿って石楠花が植樹されています。150本あるそうです。まだ固い蕾でしたが春の開花の時期が楽しみです。
イタチかなハクビシンかな山道に落とし物してゐるいのちある

