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ちょっと不安なチケットレス  栗山由利

 これまで旅行に行くとき、夫が出張のときなど玄関での確認は「お金は持った?切符は持った?」が定番だった。今はそれにスマホが加わると言ったところだろうか。


 今回の行程は福岡から上海浦東まで飛行機、それから上海市内の虹橋駅から高速鉄道で徐州東駅に行き、帰りはその逆を辿るというものだった。そのすべての便はネット経由で抑え、こちらには便名と座席とそれぞれの出発と到着時間のみがしらされているという状態でQRコードといった類のものはなかった。予め息子や知り合いの留学生から聞いていた情報ではパスポートだけで大丈夫という事だったが、コロナ禍を挟んで久々の渡航だったし、紙の現物に長年親しんできた身としてはいささか不安が残る出発だった。


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 まず行きは国内だから言葉の問題もなく確かにパスポートだけでチェックインが出来ひと安心したのだが、問題は翌日の高鉄の乗車だった。AIにたずねるといろいろと手順を教えてくれるのだが、息子たちの話ではこれもパスポートだけでOKだと言う。地下鉄が乗り入れている虹橋駅は通常の鉄道に高鉄の乗り場もあり想像をはるかに越えた規模である。迷子になって乗り遅れたら大変ということで、到着日に乗り場と乗り方の確認に行ったところ待合室に入るゲートもホームに出るためのゲートもパスポートだけでいいということが分かって一件落着した。翻訳アプリと中学生レベルの英語に親切に対応してくれた係の人たちに心から「謝謝」であった。


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<両側に30近い改札口がある虹橋駅待合室>

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<行き先は西安、北京、長春。気が遠くなる>


 確かに予約をしたときに名前、生年月日、性別とパスポートナンバーを送っているのだから、外国人の我々はパスポートを読ませることで通過でき、中国の人は身分証を読ませるだけで確認はできるのである。座席は予約確定のメールに書かれてあるだけだが、経験してみると確かに理にかなったシステムである。地下鉄も私たちは切符なるものを購入したが、現地の人は電子マネーに紐づけられた乗車アプリでスマホをかざすだけで改札を通過していく。


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<南京南駅。遥かむこうまでホームが並ぶ>

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<徐州東駅到着>


 同じころ夫が宿泊付きの新幹線往復のパックを旅行会社経由でとったのだが、こちらは乗車日三日前から発券できるので近くの「みどりの窓口」で受け取ってというものだった。かように彼此の差は大きくせめてもう少しスマートになってくれるのを願うばかり……。

 マイナンバーカードも身分証代わりというのなら、中国並にもう少し賢くはなりませんかねぇ。私は作ってはおりませんが。


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     全体像つかめぬままに矢印をたよるしかない巨大ステーション


by minaminouozafk | 2025-11-15 17:06 | Comments(0)