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緊急事態 大西晶子

一昨日の金曜日に久しぶりに美容院に行った。ヘアダイを止めてほぼ2年半、今の私の髪はほとんどが白髪で後ろに少し黒い髪が残っている。それでもカットは必要だし、これ以上髪が薄くなるのも心配でトリートメントもお願いしている。

歩いて5分くらいの近さで便利なので宗像に引っ越して以来40年ほど通っていて、特別に注文しなくても適当に似合うように髪を切ったり、必要に応じて巻いたりしてもらえるのが気楽でいい。

 長く同じところで営業しているのでスタッフもお客さんもだんだん年齢が高くなり、お客さんには私をはじめ白髪の方も多い。

私が予約した時間は午後2時から。先に来ていたお客さんたちが先にセットまで済ませ帰られた頃には、私ともう一人だけになっていた。

 あとはブローだけになった時にもう一人のお客さんの体調が悪くなりスタッフが慌て始めた。嘔吐が続き、立ち上がれないとのことだ。そのお客さんのお歳は80代後半という。ご自宅に連絡し夫君が駆け付けられたが、卒中などを心配されたのだろう、救急車を呼ぶことになった。その時には私の支払いも済んでいたので気になりながら帰宅した。帰りに買い物をしようと美容院に近いスーパーに入った頃、救急車のサイレンが聞こえた。

まだ独身だったころに、仕舞の練習会で同じように高齢の方が嘔吐し倒れられたことがあり、脳梗塞だったことを覚えていたのでその後が気になっていた。


 すると昨日の朝、美容院の店長さんから電話をもらった。「昨日は見送りもせず失礼しました」という挨拶だったが、気分が悪くなられたお客さんは救急車で脳外科のある近くの病院で検査を受けられ、特に異常はなく、それでも念のために2日ほど入院されたと教えてもらえた。

 「ああ、良かった」とほっとしたが、それが自分だったらと思うと薄ら寒い思いにならざるを得ない。

 同居はしているが療養中の夫は私になにかあっても駆けつけたりはできないし、入院することになったら離れて住む娘達を頼ることになる。いつもバッグにマイナンバーカードは入れているが、この他に娘たちの連絡先が分かるものも入れておかないといけないようだ。

 しかしその前に体調を崩さないように気を付けることが先だろう。幸い今は体調に問題がなく過ごしているが、先のことを考えると少し心細くなるできごとだった。


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BGMに混ざりて聞こゆ体調を崩しし人の呻き声ひくく

救急車待つ人たちに「お大事に」と声には出さず店を出で来ぬ


by minaminouozafk | 2025-10-26 11:33 | Comments(0)