2024年 05月 30日
透かし織り 鈴木千登世
月に二回の手織教室。5月は「透かしのある織り物」という内容で初心者は3本平絽とコインレースを教えてもらっています。
手織というと〈とんとんからり〉と軽やかに布を織るイメージを抱いていました。ところが実際に始めてみると杼を通して織り上げるのは最終の工程で、そこまでの準備の方に多くの作業と時間が必要なことがよくわかりました。
今回の透かし織りも最初に①糸を精錬して、②思い思いの色に染めてゆきました。③竿に干して乾かしたら次は④糸繰り器で巻き取って玉にします。ここまで数日。手順を間違えたり、糸が絡んで解けなかったりとハプニングの連続でした。そうしてやっと織機の出番です。織機ではまず経(たて)糸を張ってゆくのですが、筬の細い隙間や穴に何十本もの糸を通すのは根気のいる作業で、糸張りの上手下手が織り上がりを左右してしまいます。

平絽(糸を交差させて) (段を織ると模様が)
なんとか張り終えて透かし織りへ。初めてということで10㎝幅の練習織りからです。経糸2本をよじって交差させそこに緯(よこ)糸を通すと透かし模様が生まれます。透かしの後に3段ほど織ると「3本平絽」。絽というと夏の着物が思い浮かびますが、これまでじっくりと生地を眺めたことはなかったので、機会があれば改めて織りの有様を見たいと思いました。

コインレース模様はかぎ針を使って、糸を引き抜くとできる模様でした。緯糸を6本分通して6段下から引き抜きましたが、絞る加減がわからなくて縮んでしまっています。織り間違いも見つかったのでこの後解いてやり直しました……泣。
何をするのも初めてで戸惑うことが多い分、初心者同士の仲間意識が芽生えてあれこれ話しながら織り進めています。ベテランの方が折々でアドバイスしてくださるのも嬉しく、毎回あたふたしながら教室に通っています。次回からは透かし織りを使っての作品作りで、暖簾やバッグ、クッション等のどれかに取り掛かる予定です。上手くできますように。
おむすびを持つて切りなく話し込む部活のやうな手織り教室


