2020年 02月 10日
雲中供養菩薩 百留ななみ
雲に乗り、楽器を奏でたり静かに合掌したり舞踊ったり・・・
合わせて52体が阿弥陀如来のまわりを囲む。平等院鳳凰堂のなかはまさしく極楽浄土。
堂内に入るには時間指定された内部拝観券が要るらしい。真冬の平日のせいか10分ちょっと待つだけで10数名での入堂。あいにく補修中で壁には足場が組まれている。右手、左手に3体ずつくらいしか見えない。あとはミュージアムでゆっくり御覧ください、と。鳳凰堂を映す池も水を半分ほど抜いて石を一つ一つ丁寧に束子で磨いている。ちょっと常とは違う平等院だがこれはこれで面白い。
ミュージアム鳳翔館にむかう。以前訪れたときはなかった。平成13年開館。
雲中供養菩薩・・・はやる気持ちをおさえつつ進む。青銅色の鳳凰。近くで見ると大きく精巧。しだいに平安末期の浄土思想に惹き込まれていく。薄暗い空間にガラスケースに1体ずつ入っておられる雲中供養菩薩さま。正面のくり抜かれたおおきな白い壁には14体の雲中供養菩薩さま。申し訳ないほど間近で拝見できる。ひとりひとり表情はちがうがいずれも幸せそうな微笑をうかべている。鉦鼓や琵琶、笙などの楽器を奏でている菩薩様、裳をひるがえし踊っている菩薩様は天つ乙女のようだ。来迎印を結んでいらっしゃる菩薩様。合掌されている菩薩様。
鳳凰堂の阿弥陀佛様も雲中供養菩薩像も定朝作。源経頼の「左経記」によると、定朝の下に大仏師が20人ほど、定朝とそれぞれの大仏師の下に小仏師が5人はどの組織だったようだ。大勢の仏師による52体の雲中供養菩薩。よく見ると顔もプロポーションも違う。奏でている楽器の種類もいろいろあってついつい見入ってしまう。
ミュージアムショップで雲中供養菩薩の図録をみつけてすぐに購入。
ローマ字表記はBosatsu on Clouds
平等院以外の雲中供養菩薩像も見てみたいと思いネット検索をしてみるのだが、新潟県長岡市の曹源寺の24体しか見つけることができない。ガンダーラの遺跡、法隆寺金堂壁画などに描かれている飛天を像にしたものだろう。
鳳凰堂は阿弥陀様の光背にも金色の飛天。阿弥陀如来さまのぐるりの壁には雲に乗り楽器を奏で、踊り、祈る52体の極彩色の雲中供養菩薩像。柱や扉にもあざやかな浄土の光景。この世の極楽浄土。不老不死ではない人間はいかに権力をもってもいつかは消える。仏のちからを拝借してなんとかとこの世の極楽浄土として生まれたのが平等院鳳凰堂や中尊寺金色堂だろう。
目を瞑ると遠くから雲中供養菩薩像の奏でる天上の音楽が聴こえ、刹那だが軽々と雲に乗れそうな気分になる。
夕やみの鳳凰堂はがらんどう天つをとめの鉦鼓の余音
ほんとうに、天の音楽がきこてきそうです。拝観しとうございます~Cz.
[魂(天)から数の言葉ヒフミヨ(1234)(数え歌)が流れている」という理(内容)から雲中供養菩薩]に観立て、十進法の基における西洋数学の成果の符号(無限(∞) 虚数(i) 超越数(e) 円周率(π) )と[菩薩的作用素]の【1】と【0】で数の言葉ヒフミヨに、6つの雲中供養菩薩で触れたい・・・
「北空港」の本歌取りで
円周率
〇の一 □に逢えて
カオスな一(心)に 灯りがともる
線(∞)と点は一緒だよ もう コスモスだよ(泣かないで)
なぞり逢おうよ
カオス(∞)を捨てて 時間さえ捨てて
i(アイ)が飛び立つ 一のi(アイ)
〇の一 □に惚れて
ヒフミヨ渦に πが見える
信じてもいいですね ヒフミヨ放射だけ
命尽くすわ
カオス(∞)を捨てて 時間さえ捨てて
i(アイ)が飛び立つ 一のi(アイ)
〇の一 舞い散る数も
〇と◇で 咲く花になる
どこまでも一緒だよ もう離れずに
√(夢)を探そう
カオス(∞)を捨てて 時間さえ捨てて
i(アイ)が飛び立つ 一のi(アイ)
この雰囲気(HHNI眺望)で、数の言葉ヒフミヨ(1234)に浸るのは絵本で・・・
もろはのつるぎ
(有田川町ウエブライブラリー)