2019年 04月 22日
ジェンダー 百留ななみ
生まれたときから、女の子の名前をつけてもらい、とりあえず違和感なく過ごしてきた。生まれ変わっても男は未知ゆえに面白そうだし、女も別に悪くない。神様におまかせする。
人間の赤ちゃんは生まれるとすぐに、いや生まれる前から超音波の写真でかなり早くから男女が判る。息子たちもお腹の中にいるときにエコー写真をみながらの先生のつぶやきで判明。息子の息子もそうだったらしい。ようやく2歳。今まではレゴのデュプロや積み木やぬいぐるみなど、あまりジェンダーを意識した玩具ではなかった。
マンションから見える市電が大好きで、もちろん乗るのも大好き。離れて暮らしているので時々送信してくれる写真や動画が楽しみ。どうやら最近はミニカー大好きのようで、楽しそうに独り言をいいながら連結させていっている。う・・・む やっぱり男の子。長男もミニカー大好きで中でも青い清掃車がお気に入りで眠るときも必須だった。無かったら大変なのでスペアまで買っていた。
最初は大人が買い与える。だからある意味刷り込みのように、好きになっていくのだろうか。私も人形やママゴトを最初に与えられたからそれを好きになったのだろうか。でも好きになれなくて、思い悩んでいる人もいる。人間は衣服を身につける。たぶん動物いや生命体の中で服を着ているのはいない。むかしむかしから服には男女の別があったのだろうか。
ジェンダーフリーをめぐっては数々の論争が繰り広げられている。性別にとらわれず誰もが自分らしく自由に生きるという意味の和製英語。似た言葉としてジェンダーレスもあるが、もともとファッション用語。中性的な印象をあたえるファッション。区別と差別・・・むずかしい。ジェンダーはもちろん多様性が求められる今。年齢、国籍、価値観などもいろいろ。生命だって同じ。直接に間接につながり合って大きな生態系の鎖。生物多様性だ。
パンダは生まれたばかりでは性別不明。昆虫には雌雄モザイクという個体もあるようだ。半分がオス、半分がメスという個体。たとえば蝶では左右の翅の模様が異なる。鶏にもいる。両生類や爬虫類では見られないのは、そもそも簡単に雌雄を見分けられないからだろう。
みんな違ってみんな良い・・・金子みすゞの詩を思い出す。まあ良いよね、それもありだよね~寛容な気持ちはたいせつだと思う。認められるのは誰でもうれしい。
この国は八百万神おはすからみんな違ってみんないいのだ
かく言うわたしは、幼い頃ピンク嫌い、キャラクターもの嫌い、ブルマ大嫌いで、男の子用の真っ白い短パンを穿いていました。
忘れてたこと、思い出させてくれて、ありがと。E.
ウルトラマンたち、二頭身! ……もない? Cz.