2019年 04月 18日
タンポポ調査 鈴木千登世
季節が移ろう。長かった今年の桜も花を終え、木々の緑が日ごとに濃くなっていく。早くも軒先に鯉のぼりを掲げた家も現れた。
通勤の途中、野原のタンポポの黄色の花にことさらに目がとまる。というのも、先月の歌会にタンポポの作品があり、自作を紹介される中でタンポポ調査のことを聞いたから。人の目は不思議。その方は博物館のボランティアをされていて、昨年はアサギマダラの飛来を教えてもらって、実物を間近で見ることもできた。
実はここ数年自宅の庭に白花タンポポが咲いている。最初は珍しく思ってそのままにしていたら、毎年その勢いを増し、いつの間にか黄色の西洋タンポポはほとんど見られなくなり、白い花があちこちに開くようになった。どこから飛んできたのか、ご近所でもは白花タンポポはあまり見られない。白花は西日本に特有のものと聞いて、にわかに興味が湧いてきた。
今年と来年は「タンポポ調査・西日本2020」が行われ参加者を募集しているということなので、ネットで検索すると、調査方法と調査用紙がアップされていた。
誰でも参加できるよう、イラストでわかりやすく説明されている。いろいろな発見があり、分布を明らかにすることは学術的にも高い価値があると知って、小学生のときの理科の観察を思い出してわくわくした。調査方法は簡単で、
1 花の咲いているタンポポを見つける。
2 調査用紙に必要事項を記入する。→花びらの色や総苞外片(外側のみどりの部分)の形に注目!
3 タンポポの花を取って、ティッシュに包む。→ビニール袋では腐ってしまうので
4 タネがあれば調査用紙にセロハンテープで貼り付ける。
5 調査用紙とタンポポの花を事務局へ送る。
さて、いざ観察してみると、まだ時期が少し早くてタンポポの綿毛は見つからず、晴れの日の続いた先日ようやく採取して、博物館に持参した。ずっと咲いているイメージのタンポポが早朝や雨の日には開いていないことも発見だった。
背が高い!
我が庭は憩ひやすいか白花のたんぽぽぽぽぽぽ一列に咲く
実家の庭に、今年初めてたんぽぽが二花咲いていました。もちろん抜かずにおいています。来年増えるかな~。E.
コメントありがとうございます。白い花を初めて見たときはやっぱり驚きました。いろいろ種類があると知りました。惹かれる花です。Cs