2018年 11月 30日
「灯船」第11号 オプショナルツアー雑感 大野英子
全体像は早苗さんが丁寧に紹介してくださった、本当に有意義で楽しかった二日間。
個人的に感動したことを少し。
帰宅してすぐに、お世話役の小田部雅子姉さんに感謝の帰宅メールを送った。
するとお疲れにも拘らず、早速「楽しんでいただけて、みんなの倍はうれしいのじゃないかしら」と返信をいただき、さらに帰りの駅でのお土産屋さんの場所が判りにくかっただろうことまで、最後の最後までの心配りをしてくださった。本当に感謝です。
先ず嬉しかったのは、五月の福岡批評会の翌日に一緒に伊万里散策に出かけたときのツーショットの写真を6/1のブログに張り付けようとして間違って消去し、手元に残らなかったのが残念だったが、今回こそは。
そして、以前白秋祭でご一緒した雅子姉さんのご主人さまと再会できた事!
コスモスにも「水辺あお」のペンネームで投稿され、毎月素敵なお歌が楽しみ。今月号では〈とりどりの診察券がスーパーのポイントカードをおしのけてをり〉とユーモアの中にも病院通いが多いことが詠まれ、やはり体調も万全でない中のご参加にまたしても感謝。ペンネームの謎も解明できました。
初日を終えてのホテル。事前に浴槽がなくシャワーのみの部屋があると聞いていて、逆に楽しみにしていたが、期待を裏切らない。特大のシャワーヘッド(左下が従来サイズ)で浴室は一気に温まり、ヘッドスパ気分。スケルトンの浴室とトイレも解放感~(ちーさまは、一人と判っていても恥ずかしかったと慎み深いお言葉でしたが)
ぐっすり眠れて、朝も快適な目覚め。
二日目。「蔦の細道」入り口まで散策の予定でしたが、魅力的な石段にすこし登ってみた。
その先頭は、われらがなかむーこと中村キミヒコさん。朝食も食欲旺盛、石段もすたすたと一番奥まで歩いて、病後の回復が確信できた喜ばしい一日となった。
明治のトンネルで不思議な光の筋を発見。
天井に刻まれたもので、なぜこの模様が出来上がったのか高野さん、桑原さんも共に語り合ったのでした。
こんな、寄り道ばかりでどんどん時間オーバーしてゆくわれわれを、笑顔を絶やさずナビして下さった雅子姉さん、そして引率の先生そのままに、後になり前になりながら見守ってくださった福士りかさん。
ダメダメ生徒でごめんなさい。そしてありがとうございます。
寄り道中に高野さんもごいっしょにようやく一枚。
最後の、一番の楽しみの芹沢銈介美術館。イラストレーション展の最終日で、一点一点丁寧に見て行った。そんななかで現代小説の挿絵のコーナーでは高野さんが編集者時代に、何人かの画家に頼みに行った時のお話が聴けた。桑原さんがコスモス歌集批評『明月記を読む』に書かれていたように、そのときのご苦労が「編集者として至福の時間」であり歌人高野公彦の礎になっていたことを感じた。
また、シンプルな「手仕事」のイラスト(早苗さんのブログに映像あり)を見ながら、高野さんはコスモスで作品に合わせてこんなシンプルなイラストを書いてくれる会員はいないかな、イラストから歌を詠むというのも楽しいかも。とコスモス誌上の改革を進める中で、どんどんアイデアを出してゆく頼もしさと編集人魂を感じたひとときだった。
さて、どなたか我こそはという描き手はいませんか~。
「丁子屋」の藁葺き屋根は葺き替えたばかりで晴天の空にかがやいていました。
参加された皆さま、初見の方も、再会できた方も温かな二日間をありがとうございました。
初冬の陽のぬくとさにふふみたりイヌマキの実と冬苺の実
傘寿すぎし夫婦が育て摘むといふ山肌を這ひ昇るみかん園
小田部姐さんの笑顔、可愛い。姐さんって書いたから、誤解されるとまずいけど、姐さんは可愛くて優しい、しっかりものです。S.
あぁ、でも大好きな方ばかり。コスモス、素敵です。E.