2018年 10月 05日
コスモス全国大会2018③ 大野英子
お天気のおかげ?昨夜の宴会が早めに切り上がったおかげ?
いいえ、これまでの大会は晨朝実作というコスモスの長~い歴史の中に培われて来た、歌会前に2首作品提出という慣例があった。
今回は、先週記したように題詠1首をすでに提出済みなのだ。
で、穏やかなこころで朝食!

一人暮らしにはありがたい品数。
いよいよ、歌会Ⅱ。
早めに会場入りしたつもりだったが、大半の方が着席し、高野さんが旧かな、新かなの混在の多さ、怪しい言葉は辞書で必ず確認するよう等々、詠草提出の際の注意事項を(辞書の引き方までも~)話して下さっていた。
続き、間違いは選歌の時に選者が訂正するのだが、間違いが続く人は訂正された事にも気づいて無いのだろう。歌に取り組む姿勢が問われる。
と厳しいけれども大いに首肯するものだった。
9時40分過ぎ、題詠詠草集到着(夜なべをして下さった入力担当のみなさまありがとうございます)
そして10分程の選歌を終えて、お若い方々による集計。
今回は会員、選者とも2名ずつの評。
気になる歌には、高野さんがコメントを添えて下さった。
互選高得点同点2名と高野さんのコメントを紹介。
みかん色の半月浮けりこの月が満ちて平成最後の中秋(高野選)
土屋美代子さん
年に一度しかない中秋であり平成最後であるという知的に処理された歌。平成を惜しむ歌。こういう平成の思い出の歌が出て来るのを期待していた。
をさなごの手からこぼれし金平糖一つひろへり夜明けの部屋に(水上選)
田中 泉さん
金平糖は題詠としてとても良いが、背景が見えない。歌が出来たときは第一段階の楽しさ。繰り返し推敲すれば楽しみが増える。それを繰り返すと思いがけない良い歌になるときもある。だめなときは最初に戻る。
みなさん、歌会の雰囲気に慣れた事もあったのだろうが、題詠で一つのテーマを共有していたせいか、初日より活発な歌会となった。
後に、ほかのグループもそうだったとの声も多く聞いた。
そして表彰式、さよならパーティー。
初日は真っ赤なワンピース、二日目はグリーンのゆかりさんの乾杯。明るく優しく、みなさんを労って下さった。

最高得点歌のわれらが晶子さん。


表彰式の今年の副賞は、な、なんと高野さん手書きの漢字一文字が金石文で書かれた扇子。落款付き!全て違う文字を書かれたそうです。家宝になりますね~。
金石文は青銅器に刻まれた文字だということを増田さんが書の池田櫻先生に聞いて下さった(支部報「水城」の題字の池田先生感謝です)

写真は増田さんがいただいた〈楽〉いつも明るく廻りを楽しく盛り上げて下さる増田さんにぴったり。
パーティーは時間をたっぷりと取って下さっていたので、流れ解散のようになったが、われわれは最後まで別れを惜しんで過ごした。
佐賀から参加の秀島美代さん(私のお隣り)と木原師子さん(りかさんのお隣り)を労う一枚。秀島さんも題詠グループ高得点で表彰された。みなさまおめでとうございます!

最後に福岡からの参加メンバーで受賞者を囲んで(また一人足りない)

大会前、日程が発表されると、こんな厳しい大会だったら来年からは参加したくない!との声も出ていたが、終ってみると、本当に楽しく充実していた。また、参加したい!と喜ばれる声へと変わっていた。
私自身も部屋にこもって、たった一首、されど一首と向き合う2時間を東京の夕日を見ながら、藤沢周平作品「たそがれ清兵衛」の人生へ心を飛ばしていた。
田中泉さん作品への高野さんのコメントと同じように繰り返し推敲する楽しくも贅沢な時間。
平成最後の大会で、かけがえのない時間をプレゼントして貰ったのだと思う。
今回の企画を立てて下さった編集部のみなさまに、本当に感謝いたします。
歌会をふたりひそひそ語り合ふ機窓のあをぞら闇となるまで
英子さんの楽しいレポにワクワク。来年こそは〜! S.
みなさんの熱心さに引き込まれた大会でした。みんな、いい顔! Cz.

