迎え火  有川知津子

昨日、7日は立秋――。


ああ、秋。

風がいい気持ち。

と、暦に合わせて季節を感じてみようと思ったけど無理であった。

少なくとも博多では無理であった。


今週は原爆記念日が二つもある。


よく思うのは、二つの記念日のあいだに季節の移りがあるということ。

夏から秋へ――。

だから何、と言われると困るのだけれど、なんとなく思ってしまう。


もうすぐお盆。

今年も親しい人たちのもとに多くのみたまがお帰りになるだろう。


ふるさとでは、昨日から迎え火を灯しはじめた。お盆まで毎日灯す。

うっかりしていて、一時間遅れに灯すこともある。

そんなときは、「ご先祖さま、ごめんなさいここですよ。」と謝りながら灯す。


謝りながら火をしつらえる祖母の声をよく聞いたものである。

今は母が謝っている。


  

  母の吊る迎へ灯籠しるべにて祖霊語らひながら帰らん



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Commented by minaminouozafk at 2018-08-08 19:29
私も、二つの投下の間に立秋があること、考えていました。
ああ、でもちづりんのご先祖さまたちの「葉津子さん、また謝ってるよ~」という楽しい会話が聞こえて来るようです。E.
Commented by minaminouozafk at 2018-08-08 21:31
ちづりんの故郷、五島では立秋の夜から迎え火を焚き始めるのですか、御先祖様たちが語らいながら大勢で帰って来られるお盆は、お迎えする人にも迎えられる御霊にも幸せな時間ですね。A
Commented by minaminouozafk at 2018-08-08 22:53
山口では提灯祭りです。月後れの七夕なんですが、火の祭りです。そう思うと迎え火のようにも思えました。夏も後半ですね。Cs
Commented by sacfa2018 at 2018-08-09 00:09
もう秋なんですね。今年は特に実感が湧きません。迎え火、心で焚いています。S.
Commented by minaminouozafk at 2018-08-09 05:23
立秋過ぎました。今、やさしい朝焼けの空に三日月がきれいです。迎火で帰って来られるご先祖様、待ち遠しいですね、 N.
Commented by minaminouozafk at 2018-08-09 07:38
提灯の迎え火が灯る島のお盆なのですね。ご先祖さまは海のほうからやって来られるのでしょうか。ゆうるりとした時間を感じます。Y.
by minaminouozafk | 2018-08-08 08:22 | Comments(6)