2018年 07月 10日
魔法のスープ 藤野早苗
見て見ぬふりをしてきたのだが、ある日、もう現実を直視するしかない事態となった。
ジーンズがきつい。
着物生活4年目。家で過ごす以外はほぼ着物。服に身体を合わせる洋装とちがって、身体に合わせて纏う着物は、実はストレスがかからないとても楽な着衣なのである。その着物のキャパに甘えて、体重も計らず、野放図な年月を過ごしてしまった。これはちょっとまずいのでは……?と、自らを追い込み、勇気を振り絞って乗った体重計には、未知の数字が……。
ヤバすぎる。
ということで、急遽、ダイエット。最近全く歩いていないので、まずウォーキング。そして食事の見直し。根っからの食いしん坊なので、食べない系のダイエットは絶対無理。何かいい方法はないものか、とネット検索してみつけたのがこれ。
ファイトケミカルスープ。別名ハーバード式野菜スープ。
ファイトケミカルとはギリシア語でphyto chemical 「植物の化学成分」という意味で、植物の皮や種を含む野菜丸ごとに含まれる有用な成分をいうのだそうだ。ビタミン・ミネラル・脂質・タンパク質・炭水化物の五大栄養素に次ぐ、第6の栄養素として注目を集め、抗酸化作用、癌抑制、免疫力アップ、アレルギー抑制などの効果が認められているらしい。
このファイトケミカルを効率的に摂取できるのがスープ。煮ることで野菜の細胞壁が壊れ、ファイトケミカルが煮汁に出て、体内に吸収されやすくなる。ハーバード大で、重篤な癌患者にこのスープを飲ませたところ、体調がよくなり、一緒にスープを飲んでいた家族は、健康に痩せていったということから、滋養によく、またダイエット効果があることも確認された。
こんなにいいことづくめのファイトケミカルスープ、そのレシピがまた素晴らしい。
材料:キャベツ、ニンジン、タマネギ、カボチャ各100グラム
水 1リットル
野菜を食べやすい大きさに切り、水から30分煮る。
それだけ。基本、調味はしない。大丈夫かと心配になったが、実際作ってみると、あら、美味しい。一切味付けしてないのに、野菜の滋味が感じられて飽きない。スープだけでなく、煮込んだ野菜も食べてよいということなので、もちろん食す。もうこれでお腹がいっぱいになる。毎食、このスープを食した後、ほかの菜を採るようにすると、血糖値の急激な上昇も抑えられる。これなら続けられそう。夕食前に鍋いっぱい作り、残った分は鍋ごと冷蔵庫に入れて翌日食べる。これがあるから、食事はメインを一つ用意すればいいのでかなり楽だ。いいぞ、ファイトケミカルスープ。
そんなファイトケミカル生活を続けること二週間。問題の体重は2.5キロ落ちた。ベスト体重にはあともうちょっと、というところ。しかし、この少しがなかなか。でも一緒に食べている夫も少し痩せたらしい。まあ、しばらくはのんびり続けてみようかな。安くて、簡単で、美味しくて、その上健康に痩せられるなんて、ファイトケミカルスープはまさに魔法のスープである(私見です、笑笑)。
ヒキガエル、マンドラゴラに猫のヒゲ? スープの隠し味を教へて




以前、ユリユリが話していたファイトケミカルスープ。成功おめでとう。ユリユリもう一度チャレ~ンジ。E.
痩せると言っても、急激に体重か落ちるわけではないのですが、体調管理にはなっていると感じています。あともうひと頑張りです。
ユリユリ、白い皿は、300円ショップで購入しました。笑笑。