2018年 05月 18日
第一回福岡短歌フェスタ 大野英子
5月13日は福岡で初めての試みである超結社歌会。
福岡を中心に、九州各地より約80名の参加がありました。
テーマは〈新しい時代の活路を開く短歌〉
第1回は発案者の桜川冴子さんを中心に、かりん、まひる野、学生短歌会(九大短歌会、福岡女学院大学短歌会)が実行委員。
先ず、実行委員長の桜川冴子さんのご挨拶。
白秋の故郷である福岡は短歌の活動が活発。今日も15歳から80代まで参加があり、世代、結社を超えて一緒に実り豊かなものにするために年に一度の集まりを企画した。実行委員のバトンを引きつぎながら、福岡を短歌県にしたい。九州に住んでいる人が主役の会にしたい。との心強いお言葉でした。

第一部はシンポジウム。
〈他ジャンルとのコラボを通じて〉というテーマ。
昨年、本日のパネラーである五名が五名の画家の作品とコラボし、設定された一文字をキーワードに作品を発表されています。
その時の絵と作品が映されるモニターを見ながら、他のジャンルと交じり合う短歌について考え、それぞれが絵から何を感じてどのようにして詠んだかを語られました。
パネラーは中島行矢、染野太朗、竹中優子、山下翔、桜川冴子(兼コーディネーター)

五つのテーマと絵画を通し、どのような作品に仕上げるか、視覚を伴った題詠として、同じ絵を見ても喜びを感じたり怒りを感じたりと興味深い試みでした。
それぞれ、一首ずつ絵画と共に紹介いたします。





休憩を挟み第二部はグループ歌会。
3グループに分かれ1首につき二名を指名、最後に事前に指名されていたまとめの評者が総評を行うというスタイル。
それぞれのまとめの評者は
Aグループ 野田光介(やまなみ)、三輪良子(心の花)、染野太朗(まひる野)
Bグループ 藤野早苗(コスモス)、中島行矢(ポトナム)、竹中優子(未来)
Cグループ 中本吉昭(朱竹)、大野英子(コスモス)、山下翔(やまなみ)
※Bグループの早苗さんは、ご本人の当ブログにも書かれていたぎっくり腰により欠席(残念!)染野太朗さんが快く、かけもち評をしてくださいました。
綿密に時間配分された司会者の進行と、若手歌人のスピーディなマイク廻しにより最後の質疑応答まで
滞りなく終了いたしました。本当に運営委員のみなさま、ご苦労さまでした。
初心者の方も多く、どのように詠めばよいのか、どのようにして結社を選べばよいのかと言うストレートな質問もあり、評者としても初心に帰るような思いでした。
シンポジュウムでは若い方が熱心にメモを取る姿や、歌会での福岡の若きエース山下翔さんの作者に寄り添うような丁寧な批評、歌会後は熱心でかわいらしい高校三年生女子と来年もお会する約束をした事、などなど新鮮でした。そして福岡の若い歌人たちのパワーを確かに感じ取りました。
閉会後は、会場一階の「魚民」に会場を移し、親睦会。

これまでゆっくりお話しする機会もなかった他結社の方や若い方達とたくさん会話することが出来ました。さて、来年の運営委員はコスモス短歌会が指名されています。早苗さん、頼りにしていますーー。
大雨は去り去りがたき別れぎはお互いエイコと気付く可笑しさ

