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ニュートンの林檎の花  有川知津子

小倉の丘の上の学校に、「ニュートンのりんごの木」が移植されたのは、平成18年。

当時の校長先生のご尽力があった。


かたわらの銘板には、

1964年、小石川の東大理学部附属植物園に贈られた苗木の分身木であると記されている。

贈り主は、英国国立物理学研究所。



1665年、ニュートンは庭の林檎が落ちるのを見てしまった。

ああ、傷んじゃったじゃないか、もったいないジャムにしよう、と思ったかもしれない。

しかし私たちは一般に、このことを万有引力の発見にまつわる逸話として聞き知っている。


ニュートンの林檎の花  有川知津子_f0371014_12481766.jpg


4月上旬、林檎の春は丘の上にも訪れて、たくさんの蕾を楽しませてくれた。



ところで、平成18年植樹のこの木に実が生ったのは、昨年(平成29年)が初めて。

このことは、「COCOON」5号にも書き、赤く色づく前のまだ青い実の写真を載せた。


ニュートンの林檎の花  有川知津子_f0371014_12505300.jpg


                  平成29年

              植樹後、十年余りを経て結実!

          関係者の方々の喜びはいかばかりであったか。



「COCOON」に、この結実の写真と併せて花も載せたかったのだけど、できなかった。

昨春は、この愛らしい花の写真を撮るタイミングを逃してしまっていたのである。


ニュートンの林檎の花  有川知津子_f0371014_12521886.jpg


  生らぬなら生るまで待たう生らぬなら生らせてみようあなたはどちら?




Commented by minaminouozafk at 2018-05-02 19:48
小さな実り、カラーで見ると尚、いとおしい。花も可憐です。
落ちやすい実とのこと。育つイコールドキドキの時ですね。色付いたときも見たい。
人ならば生らせ(泣かせ!?)てみよう派ですが、植物は見守るしかないですね。E.
Commented by minaminouozafk at 2018-05-02 21:19
林檎の花、薄紅色で可愛いですね。香りもいいのでしょうね。しかもこれは、ニュートンのあの林檎。ますます、かぐわしい香りが漂ってくるみたいです。ちづりん、ご紹介ありがとうございます。S.
Commented by minaminouozafk at 2018-05-02 22:06
ニュートンが見た林檎の木のDNAを持つ小倉の林檎の木、花の薄紅が愛らしい。ニュートンは実が落ちるのを見ていたのですね、花も鑑賞していたのでしょうか。今年も実が付くと良いですね。珍しいものを見せて頂き、ありがとうございます。A
Commented by minaminouozafk at 2018-05-03 03:12
林檎の青い実もほんのりピンクに色づいた花も愛おしいですね。あのニュートンのリンゴと思えば感慨もひとしおです。私は「待たう」派ですね。Cs
Commented by minaminouozafk at 2018-05-03 06:05
いまの季節、弾むような力を感じるのは自然界に溢れる生命力の効果なのでしょうか。林檎の花のほんのりピンクが可憐です。Y.
Commented by minaminouozafk at 2018-05-03 07:06
薄紅色の花かわいいですね。ニュートンはどんな気持ちで見ていたのでしょうか。林檎の落下と万有引力…もう一度ちゃんと調べてみたくなりました, N.
Commented by minaminouozafk at 2018-05-04 22:24
ほんとうに、可憐な花なのです。今年も実りますように! Cz.
by minaminouozafk | 2018-05-02 06:21 | Comments(7)