大岩郷  百留ななみ


秋吉台。

小学校のときの宿泊訓練は秋吉台少年自然の家だった。

大昔は海の底だった鍾乳洞、カルスト台地。ひさしぶりに訪れるとしんみりと心が解きほぐされる。

奈良の大仏にも使われた長登銅山の遺構もあり、2015年にMine秋吉台ジオパークに認定された。


そのなかの不思議なパワースポット大岩郷。万倉と吉部の2箇所にある。直線距離では3km程度しか離れていない。


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むかしむかし大きな鬼が天秤棒をかついで歩いておりました。なかには大きな岩がぎっしり。

さすがの鬼も重たかったのでしょう。天秤棒が折れて大岩をばら撒いてしまいました。万倉と吉部に。


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大岩郷。名前のとおり大きな岩がごろごろしている。長さは約100メートル、幅は3040メートル。大きな岩は直径7メートルもある。上空からは砂利道のように見えると思う。石はすべて石英閃緑岩で、近くの山と同じ石。たぶん石英閃緑岩の岩盤に節理ができてひび割れて、風化していくうちに球状になったという。どこからか運ばれたものではない。吉部、万倉ともに昭和10年に国の天然記念物に指定されている。


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花粉は気になるが、早春のおだやかな午後。駐車場には車は2台のみ。やはり友だちを誘ってきてよかった。大岩を渡りながら斜面を登っていくのだが、ぴょんぴょんとは無理だ。岩と岩の隙間は深く慎重にすすむ。かすかに水音が聞こえてくる。ふりかえると眼下に広がる岩、岩、岩。摩訶不思議な光景。巨人になった、いや小人になった気分。吹く風が心地良い。




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20年ほど前に家族できた時は、大岩の上でたしかお弁当を食べた。ぴょんぴょんとお弁当を持って登ったのだ。大岩の風化はたぶん20年ほどの年月ではさほど変わらないだろう。変わったのはニンゲンの私の体力だ。あと20年のち。もう登るのは無理だと思う。



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大岩の上でニンゲンの一生の小ささをあらためて痛感。岩肌の苔の緑は隙間の奥へとつづいている。いろいろな偶然が重なっていただいた命。折り返しは過ぎたが、しっかりあるがまま頑張ろうって少し元気が湧いてきました。



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大岩と大岩の間の暗黒を苔のみどりがほつほつ照らす




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Commented by minaminouozafk at 2018-03-05 19:03
秋吉台は子供の頃、家族で行った思い出があります。
大自然を前にするとニンゲンの生の小ささを感じますね。
サイコロのような四角い石が不思議~E.
Commented by minaminouozafk at 2018-03-05 19:25
大岩郷。その名にし負う絶景ですね。大きな岩の上にちょこんと座るななみちゃんが可愛いです。美祢はMine。鉱山の意味。不思議。S.
Commented by minaminouozafk at 2018-03-05 20:51
鬼の天秤棒が折れちゃったか。鬼は大岩を運んで何を作ろうとしていたのでしょうね。ななみさんに誘ってもらえるように、足腰鍛えます。Cz.
Commented by minaminouozafk at 2018-03-05 21:30
行ったことがない間に、私の足腰が行けなくなるかもしれない。もう少し行動的にならねばと、ななみさんのブログを読むと反省します。Y.
Commented by minaminouozafk at 2018-03-05 21:50
子どもが小さな時に行ったことがあります。突然大きな岩がごろごろ現れて驚きました。不思議な光景でした。子どもたちと岩の上をあっちへいったりこっちへいったりしました。ご紹介嬉しいです。Cs
Commented by minaminouozafk at 2018-03-05 23:25
おにぎり型の岩の上で食べるお弁当はきっととても美味しかったでしょうね。小学生のななみさんを想像しています。A
Commented by minaminouozafk at 2018-03-06 16:18
ようやく春爛漫ですが花粉もいっぱいです。ただの岩だらけの空間ですがとても不思議な場所です。前回は岩の間からヘビが出てきてビックリしました。 N.
by minaminouozafk | 2018-03-05 08:52 | Comments(7)