2018年 01月 17日
COCOON第10回批評会 有川知津子
1月14日(日)のCOCOON第10回批評会は、
スペシャルゲストに高野公彦さんを迎えて開かれた。
これはほんとうにスペシャルで、
高野さんは、出席者全員の作品に評をくださったのである。
その中で、批評で大事なことは〈解釈〉であること、
〈解釈〉を抜きには評として成立しないことを繰り返し説かれた。
もちろん、高野さんの評そのものが、その実践であったから、
私たちはその理論と実践の展開を目のあたりにすることになったのである。
なんと贅沢なことであったか。
高野さんのまとめの評の前に、一人か二人の評者がたつという進行。
私たちの解釈が甘いところには、例えば、
「~と言いましたが、その主語は誰ですか。この歌から分かりますか」
などのような質問が放たれることもしばしば。
空気が締まったこと、言うまでもない。
つまり、
私たちは歌の評をしてもらっただけでなく、批評の仕方をも教授されていたのである。
そのときあがった注意点問題点をいくつか書いてみよう。
◇一首の独立性の問題
◇一首において必要な情報の有無
◇一首におけるイメージの分量
◇オノマトペのほどよさ加減
◇句跨がり問題
◇読者の負担になる語の使用の問題
◇描写と把握
などなど、である。
途中、
「厳密なヨミをする人達のヨミが集まってはじめて名歌になる」とも言われた。
厳しくも清々しい言葉と聴いた。
いつもの批評会とはまた違った緊張感につつまれて時間は過ぎていった。
ところで、
東京歌会を知る人には、どうやらこの日の高野さんはおだやかに映ったようである。
以下、歌会終了直後と休憩中の写真いろいろ。






↑大松さんと高野さん
↓こちらの高野さんのほうが断然楽しそう~

一月の東京の空まぶしくて来世でもまた歌を詠みたし

この度も、
批評、感想などのお便りを寄せてくださったみなさま、
心よりありがとうございました。
励みになります。
「よみ」に対しては高野さんは歌壇一月号でも述べられてますね。ああ、もっと勉強せねば~E.

