2017年 12月 08日
福岡国際マラソン 大野英子
第一週の週末は、金曜のカルチャーも休みなので、コスモス誌の選歌のために引きこもり。
金、土、そして日曜日の午前中まで集中した。
二日間の寒さが嘘のような暖かさの日曜。
テレビを付けると、福岡国際マラソンが始まっていた。
わが家のほんの近所を走るのだが、これまで直に見たことはなかった。
大好きな箱根駅伝出身の山の神こと青大出身の神野大地と東洋大出身の双子の兄、設楽啓太が初マラソン。どちらもチームを優勝に導いた走りが、忘れられない。
アメリカに渡りプロランナーとなり、今年のボストンマラソンで久々に日本人として表彰台に立った(長らく低迷していたな)大迫傑(すぐる)も参加している。
白い帽子に白いランニング姿が一際爽やかで、見てみたくなった。
約5キロ前の地点を過ぎた所で、博多埠頭入口へ向かうと徒歩5分くらいの距離なのに、もう辺りはざわつき、程なく1位選手がやって来た。あっという間に通過。
2位集団3人に大迫傑が居る。
遠目には集団に見えたが2位選手はカメラに収まらない程差があった。
次の集団に神野君が居たはずだと待って居るとずっと離されていた筈の川内優輝が、来た~。
日本人四位に上がっている。この粘り強さが経験を積み重ねた彼の魅力。
苦しいのか、楽しいのか判らない表情が堪らない。
どこのチームにも属さない埼玉県職員、永遠の市民ランナー。やっぱり、応援してしまう。
若い頃は、マラソンや駅伝を飽きず見ていた父の気持ちが理解出来なかったが、今なら一緒に楽しめるのに・・・
来年の正月も実家でひとり、駅伝三昧するだろう。
ワンセグで、レースの結果を見届けて、また空を見上げた。
橋の上をつぎつぎわたるカモメらの風切り透けて今朝は冬晴れ
スタートののろしのやうな白雲がゆるりほどけてゆく冬の空
順位などどうでも良くて明日がある 走り抜けたるきみたちに○