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ラスコー展  有川知津子

九州国立博物館(福岡)で、

「世界遺産 ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」があっている。


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「トリ人間」と「トーソーキ」



彼らは、この特別展の公式キャラクター。

細かく言うと、「トーソーキ」は「準」公式。



いずれにしても今年の酉年を意識したかのような選定で、

楽しいなあと思っていた。



そんなことを思っているうちに、

国立科学博物館(東京)、そして東北歴史博物館(宮城)を回り、

ついに日本第3の開催地、九博にやってきた。





博物館の駐車場から仰ぐ空には夏の雲。

雲から見ると、ニンゲンってずいぶんヘンテコな生き物なのだろうナ。


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さて、ラスコーの壁画。

この壁画、存在が確認されたのは20世紀に入ってから。

1940年、洞窟近くで遊んでいた少年たちによって発見された。

クロマニョン人が描いたもので、2万年ほど前のものだという。



事情が特殊であるとはいえ、情報の伝達に、だいたい2万年かかったことになる

今、ここで私が鳥のお面をかぶった人間を描き、「公開ボタン」をクリックするとしよう。

フランスであっても、よもや2万年はかかるまい。

1ミリ以下の精度で再現された実物大の壁画にうなりながら、

そんなことを考えていたかもしれない。


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               《背中合わせのバイソン》


  

   洞窟の奥に〈ネコ科の部屋〉はあるネコの仲間の描かれた部屋



そうそう、「トーソーキ」って、「投槍器」のことだったのね。


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Commented by minaminouozafk at 2017-07-19 18:01
九博に行きます、トーソーキと鳥人間見たいです。楽しいご紹介有難うございます。A
Commented by minaminouozafk at 2017-07-19 19:22
2万年とは気の遠くなる時間ですね。遙かな時間を生き替わり死に替わりしてある今をしみじみ思います。絵の線の素朴さが描いた者をリアルに感じさせて想像を誘います。トーソーキどうやって使うのかしら?Cs
Commented by minaminouozafk at 2017-07-19 19:33
壁画の中に身を置けば、外界の暑さも去っていくのかもしれません。ポンペイにしてもラスコーの壁画にしてもいつの時代にも素晴らしい芸術家がいたのですね。〈ネコ科の部屋〉見てみたいです。Y.
Commented by minaminouozafk at 2017-07-19 21:13
鳥人間?トーソーキ?楽しそうです。ほんと雲の上から見たら、人間も変な生き物かもしれないです。ますます身勝手ばかりしてますよね。二万年を思うと飛行機で飛び回ったり、高層ビルのエアコンの中で暮らすようになった時間はほんの点ですよね。N.
Commented by minaminouozafk at 2017-07-19 21:37
たしか中学の国語の教科書にラスコーの壁画を書いた文章が載っていて、すごく見たいと思ったことを覚えています。ちづりんのガイドで、その時以上に見たくなりました。行かなくちゃ、この間の土曜日、福岡市博物館でちづりんにばったり。ファラオの黄金マスク、すごかったね。しかし、ちづりん、人混みの中で「姐御」っていうの、やめて。笑笑 S.
Commented by minaminouozafk at 2017-07-19 23:37
興味深いものがたくさんありました。今思えば、メイワクなくらい立ち止まって見続けてしまったものも――。
機会がありましたら、みなさま、ぜひ!
トーソーキの使い方については、図解もありました。ぶんっ、とか、えいっ、とかいう感じで使うんです。
あ~早苗さん、きりっと凜々しいお着物姿を拝見するとつい出ちゃうんですね~お許しを~ Cz.
Commented by minaminouozafk at 2017-07-20 01:55
よくぞ見つけてくれました。壁画も、姐御もーー(笑)
キャラクターもそうですが、色んな趣向があるようで楽しみですね。E.
by minaminouozafk | 2017-07-19 06:37 | Comments(7)