2017年 07月 19日
ラスコー展 有川知津子
九州国立博物館(福岡)で、
「世界遺産 ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」があっている。
彼らは、この特別展の公式キャラクター。
細かく言うと、「トーソーキ」は「準」公式。
いずれにしても今年の酉年を意識したかのような選定で、
楽しいなあと思っていた。
そんなことを思っているうちに、
国立科学博物館(東京)、そして東北歴史博物館(宮城)を回り、
ついに日本第3の開催地、九博にやってきた。
博物館の駐車場から仰ぐ空には夏の雲。
雲から見ると、ニンゲンってずいぶんヘンテコな生き物なのだろうナ。
さて、ラスコーの壁画。
この壁画、存在が確認されたのは20世紀に入ってから。
1940年、洞窟近くで遊んでいた少年たちによって発見された。
クロマニョン人が描いたもので、2万年ほど前のものだという。
事情が特殊であるとはいえ、情報の伝達に、だいたい2万年かかったことになる。
今、ここで私が鳥のお面をかぶった人間を描き、「公開ボタン」をクリックするとしよう。
フランスであっても、よもや2万年はかかるまい。
1ミリ以下の精度で再現された実物大の壁画にうなりながら、
そんなことを考えていたかもしれない。
《背中合わせのバイソン》
洞窟の奥に〈ネコ科の部屋〉はあるネコの仲間の描かれた部屋
そうそう、「トーソーキ」って、「投槍器」のことだったのね。
機会がありましたら、みなさま、ぜひ!
トーソーキの使い方については、図解もありました。ぶんっ、とか、えいっ、とかいう感じで使うんです。
あ~早苗さん、きりっと凜々しいお着物姿を拝見するとつい出ちゃうんですね~お許しを~ Cz.
キャラクターもそうですが、色んな趣向があるようで楽しみですね。E.