2017年 07月 07日
ちづりんのこえ 大野英子
市内は遅れて一昨日深夜から降り出した。昨夜までは時折割れるような雷も。
朝倉、日田を中心に甚大な被害が出ていて、朝からテレビに釘づけになった。
今朝は小倉南区にも避難勧告が出ている。
警戒地域を見ると、短歌のお仲間の誰かれのお顔が浮かぶ。
昨日、千登世さんが書いていたように、ここ数年の雨の降り方は何かがおかしい。日本中で被害の出ない梅雨は無い。
水も出ないままの、被害に遇われた皆さまを思うと心が痛みます。
・・・まだ雨が降らない先週の日曜日。
六月末の、知津子さんことちづりんの「か・に」を読んで、
どうしても渚を歩きたくなった。
で、名島海岸へ。
博多湾内で、砂浜がそんなに美しい訳ではないが、都市高速バスで11分という気安さに、室温30度を指す朝、出掛けた。
小高い丘の上にある、神功皇后ゆかりの神社で宗像三女神を奉っている名島神社。その裏道のすぐ傍にバスは着く。
登って行くと竹群を激しく打ち交わす浜風が吹く。
はやる気持ちを抑えて、先ずは本殿と豊川稲荷神社、奥の院へ参る。
はつなつの木の下闇に守られる朱のトンネルを海風とゆく
神社内には名島城跡もある。今は何もないが福岡城跡に残る立派な名島門はこの場所から移築された。
歴史を語れば尽きない地だが、今回は海~
本殿を向いて、今、海から飛び上がって来たような勢いの表情。
真っ直ぐに浜に続く階段を下る。
千鳥より嘴が長いハマシギ、海鵜、鴨の姿も見えた。
古びたパネルには海浜植物ハマゴウとある。
侵食が進んで貴重な種、夏には薄紫の小花が美しいとあるが、
果たして咲くのか?検証に来なければ。
六月は、何かと忙しかった。
と、言うより、ずっと何かに追われているような。
疲れているのだろう。
今週のちづりんのブログを読んで、この時期は生命エネルギーが枯れてしまいそうな状態なのだと知った。
何だかちづりんは私にご神託を告げてくれる巫女のように思える。
海へ行おいきなさい~
枯れてはなりませぬ~ とちづりんの声が。(勝手にごめん)
これから夏は本番。
とりあえず栄養ドリンクでも飲んで乗り切るか。
名島海岸周辺は、何もないようでいろいろある。
このままでは、地元の方に申し訳ない。
体力と気力が出たら、いつか紹介したいな。
いつか。
空梅雨に誘はれ生れしクマゼミの鳴き声短く途切れてゐたり
私達の巫女、ちづりん様の声に従い、枯れないように気をつけましょう。枯れてはなりませぬ~ですね。A
名島海岸のご紹介ありがとうございます。英子さんの「いつか」がじーんとこだましています。Cz.
英子さんと一緒に海を見たようでちょっと元気回復かも…ありがとうございました。Cs