2017年 06月 19日
青水無月の旅 百留ななみ
水無月の日本海を北上し北国を一週間かけてのんびり電車で巡った。6月なのに青空のした毎日数時間の電車と二万歩の移動。無事に帰ってきて心地よい疲労感です。
旅行のプラン作り大好き、美味しいもの電車大好き夫が主導の尻尾の旅。
〈一日目〉
6月なのに朝から青空。新下関駅から、さくら540号で新大阪へ。
新大阪から、サンダーバード15号で金沢へ。
駅構内で金沢おでんの昼食。
近江町市場を経由して金沢城址、兼六園を廻る。帰りに近江町市場でえび三昧のお寿司をつまむ。夜は庄川の鮎や金沢野菜。
〈二日目〉
今日から日本海北上。
金沢駅から北陸新幹線はくたか558号で上越妙高駅、上越妙高駅から、しらゆき3号で長岡駅へ。長岡駅から、上越新幹線 とき315号で新潟駅へ。新潟駅で、いなほ5号に乗り込む。
金沢駅で購入した笹の葉寿司を食べながら、左手は日本海の蒼、右手は雪が残る立山連峰が続く。
秋田駅に到着し、ホテルにチェックインして久保田城址の千秋公園を散策する。夕食は比内地鶏。前菜も燻製も美味しい。焼き鳥もパリパリジューシーで絶品。
〈3日目〉
秋田駅から、リゾートしらかみ1号に。ハイブリッドの新車両 橅。車内には「おらほ」というカウンターがあり、地酒も飲める。
東能代で進行方向を変えてからはひたすら左手は日本海ブルー、右手は白神山地。ほろ酔い気分の鯵ヶ沢駅を過ぎた頃、車内での津軽三味線の生演奏がはじまる。津軽じょんがら節がお腹に心に響く。
終点ひとつ前の新青森駅で降車。はやぶさ13号で青函トンネルを抜け、北海道新幹線の新函館北斗駅に到着。大好きな函館の坂道を散歩して五島軒で早めの夕食。
函館山から沈む夕日と点灯していく夜景を愉しむが、あまりにも人の多さに辟易。
〈4日目〉
肌寒いなか函館の朝市を覗く。今日も良い天気。新函館北斗駅から、はやぶさ16号で仙台へ。
仙台ははじめて。さっそく仙台駅近くで牛タン定食をいただく。熱々でシンプルに美味しい。広瀬川を渡り青葉城址へ。公園も通りも本当にケヤキのみどりが美しい。仙台には3連泊。
〈5日目〉
松島方面へ。
まず、東北本線で国府多賀城駅に降り立つ。小高い丘の国府跡には芭蕉の碑もあった。菖蒲が見頃でとても綺麗。
塩竈に移動し鹽竈神社に参拝した後、お昼はお寿司。ウニ、マグロ、ボタンエビ、煮穴子と絶品。マリンゲート塩釜から遊覧船で松島へ。
五大堂、瑞巌寺をまわり仙石線で仙台にもどる。夜は地酒とおでんでゆっくり。
〈6日目〉
きょうも青空。仙山線で山寺駅へ。山寺は正しくは宝珠山立石寺といい芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名。早朝の山寺駅は人もまばら。
まず根本中堂に参拝し、奥の院まで千段ちょっとのスタート。木漏れ日のなか気持ちいい。下山途中の五大堂からの眺めは絶景。最上川支流の立谷川の河原でひと休み。
風が心地よい。山寺駅から山形駅に。お昼はあっさり山形ラーメン。霞城跡の公園、歴史館などをまわり駅にもどる。山形新幹線つばさ号で福島へ、東北新幹線やまびこ号で仙台にもどる。
夕食は貝づくしの店で。はじめてのホヤ。意外と大丈夫。三陸の牡蠣、ミル貝、ホッキ貝、ホタテと貝づくし。味噌汁、釜飯までしっかりいただく。
〈7日目〉
今日は青葉の仙台から新幹線を乗り付いで帰るだけ。東京駅のホームはむわっと暑い。夕方の新下関駅はもっと蒸し暑いがほっとする。
とりあえず忘備録のような旅の記録。
北国の新幹線の色うるはし やへやまの翠わたつみの蒼
ななみ
お土産ありがとー。胡桃ゆべしは父の好物でした。懐かしい。E.
続編をお待ちしていまーす。Cz.