2017年 06月 08日
芒種 鈴木千登世
雨の音で目覚めた。雷が鳴り通り雨の降った日はあったけれど、ずっと晴天が続いていた。郊外を車で走ると刈り取りを待つ麦が金色に輝いていた。
暦は移って今は芒種。夏が深くなっていく。
ここで、短歌大会のお知らせを。
去年は下関で開催された(ななみさんレポート2015/11/21)山口県総合文化祭・短歌大会が今年は11月19日(日)に山口市の山口市民館で開催されます。
講師は「未来」の池田はるみさん。
『日常の歌』という演題で講演があります。
池田さんから
「日常にある様々な出来事のおかしさや、悲しみや、生の不可思議など作者が観察したり、思考したりして歌われている日常詠を一緒に読んでみたいと思います。」というメッセージが寄せられています。
その後に歌会と表彰式。
詳しい応募要項は山口県歌人協会のHPにアップされています。
山口県内だけでなく、全国どこからでも応募できますのでどうぞどうぞご参加ください。<(_ _)> おいでませ山口へ。
大会の要項を各所に送ることができてほっとひと息。
ここ2ヶ月の準備の中で、事務局の瀬戸内光さんやジュニアの部の選者の又野萋さん、高崎淳子さんなどコスモス以外の歌人の方と親しくお話できたのは嬉しい出会いだった。
新しい出会いは力を与えてくれるように思う。行き詰まったときにふと道が開けるような思いを何度も味わった。
写真は水を張った早苗田の風景。水に空と山が映っている。
暦の芒種とは、稲や麦などの穂の出る植物の種を蒔くころを指し、「芒」は稲の穂先の突起の禾(のぎ)のことという。
山間部では4月の終わりから始まった田植えがこちらまでやってきた。水を張った田の景が広がっている。はじまりの風景に心が躍る。
ひよひよの苗が黄金の禾となる 風のおほきな掌に撫でられて
はじまりの風景という言葉にときめいています。水を張った早苗田にうつる景色のすがすがしいこと。映りたい。Cz.
早苗田の写真、逆さまに見ると、新緑の山が矢を放っているように見えます。楽しい矢です。E.
新緑の山が矢を放ってるとは…英子さんすごーい!さっそく逆さにして見ました。ふしぎ~でした。
福岡の田植えはこれからでしょうか?良い季節ですねCs