2017年 06月 03日
「雀のお宿」その後 栗山由利
わが家の餌台にすぐに馴染んでくれた雀さんたちだが、とにかく彼らは朝が早い。五時半にセットしている目覚ましよりも早くやって来て、ピーピー、チュンチュンの鳴き声はもちろんだが、サッシのレールの上を歩くカタコトカタコトの足音も聞こえてくる。体重が軽いのでカタコトよりかはカサコソに近いだろうか。しかしスマホのアラームで起こされるよりはゆるゆると自然に目が覚める〈チュン太目覚まし〉、なかなかの優れものである。
実はこの短い間にも一つ発見があった。先日買ってきたお弁当に赤米と雑穀を入れたご飯が入っていたので、たまには趣向を変えて雑穀入りなどにしたら喜んでくれるのではないかと思い、残した分を翌朝の雀さんのご飯にしてみた。すると、夕方帰宅すると意外なことにいつもは一粒のお米も残っていない餌台に、赤いご飯は半分以上残されていた!!「ええーっ!雀も好き嫌いがあるんだ。」しかも一羽ではなく、みなさんあまりお好きではないご様子。
これはひとつ楽しみが出来た。嫌いなものがあれば好きなものもあるはずだ。試しに野菜やくだもののかけらなどを置いて雀の嗜好調査でもやってみるか。いやいや待てよ、栗山さんの家の周りにポトンポトンと雀さんが落ちているなんてことになってもいけない。
やはりこれはきちんと調べてからにしたほうが良さそうだ。
雀にはできてわれにはできぬこと空を飛ぶこと子離れのこと
新たな雀さん達の生態発信、楽しみ~。E