2017年 01月 14日
プチ日中韓交流 栗山由利
息子たちが家を出て以来、北の大地に住み着いたり中国へ留学していたりで、息子たちにはあえて言いはしなかったが二人だけの淋しい正月が続いていた。
ところが、三年前からは三が日のひと日を賑やかにすごせるようになった。夫が趣味で始めた中国語が縁で、中国と韓国からの留学生たちが訪ねてきてくれるからである。今年も三人が三日に来てくれた。福岡での生活が長かったり日本語専攻だったりで、日本語しか話せない私にも不自由は一切ない。そこで、わが家も100パーセント伝統に沿った習慣を守っている訳ではないが、少しでも日本の伝統やしきたりを知ってもらえたらと思い、伝えもてなすことにしている。
歳神様が飾られた床の間やお屠蘇、そしておせち料理。そのおせち料理の一つ一つの謂れ等を話しながら一緒にいただく。彼女(彼)らは珍しいものもあるのだろうが美味しそうに食べてくれる。ただ一つ、中国からの留学生はこれ以上人口が増えたら困ると笑いながら数の子には手をつけなかった。
彼らは日本が好きだ。もちろん好きだから来るのだし、来ることが出来るだけの経済力を持った環境にあるのだろう。日中韓いろいろと複雑な問題が取り沙汰されている中で、彼らは少数派かもしれないが、このような地道な活動を続けていくことこそが、未来に花を咲かせるための種子になるのだと私は期待している。
まずは、知ってもらうこと、そして知ること。長男も中国に縁がある。次世代の若者に私達のやり残したことを託すのは虫のいい話だろうか。でも、お願いしたい。
一年の成長見るをたのしみに留学生の到着を待つ 由利
きっと、お二人の文化交流のおもてなし精神が、彼らに受け継がれて行くことと思います。E.
クリクリ・ゆりゆり家のように中国や韓国の人たちと個人的に仲良くする人が増えると、いまの中韓とのあいだのようなギスギスした関係もずっと良くなると思うのですが、国際関係はむつかしいです。
22日の太宰府案内でも、また日本を好きな中国の人たちが増えますね。 A