2016年 12月 12日
青の太陽 百留ななみ
蟻の巣のような深い穴から見える青空はまるい。小さなまるいブルーは希望であり太陽だ。
15日、明々後日に山口県の湯本温泉でロシアのプーチン大統領と安倍総理大臣の会談が開催されるらしい。地元ではロシア語の講習会、ピヨシキ(ピロシキの中身が地元特産の鶏肉、卵らしい)などと歓迎ムードで盛り上がっている。
日本列島の西に暮らすわれわれは、ロシアよりもアジアのほうに親近感がある。しかし、この夏おとずれた稚内では標識にもロシア語表記があったり、ロシア料理点もある。羅臼から見える国後島は大きい。
湯本温泉から車で30分ほどだろうか。三隅町に香月泰男美術館がある。香月泰男は美術学校卒業後、下関で美術教師をしていた時に太平洋戦争の招集を受け満州へ、その後シベリアに抑留され強制労働に従事させられた。その時の亡くなった多くの友人への鎮魂をこめて絵描がれたのがシベリアシリーズ57点だ。はじめてその作品群を見た小学生の私はひたすら怖かった。不思議なひかりを放つ黒い大きなキャンバスに浮かぶ骸骨。目を凝らさないと見えてこない大切なもの。たぶん香月泰男が伝えたかったのではないか。
私はもちろんだが、プーチン大統領も安倍総理大臣も戦後生まれ。ぜひお二人に香月泰男の作品を見ていただきたい。シベリアシリーズだけでなく、同じく背景は黒が基調だが黄色や桃色の花を描いた小品、明るい色彩の素描・・・大好きな作品も。
穴からの星は動くや真蒼の太陽にある星の残影
百留ななみ
プーチンと安部さん、ななみさんの案に賛成!E.
ほんとうに、ドタキャンになりませんように。Cz.
すーさん・・・う~ん、ちーさま♪お帰りなさい!E.