2016年 10月 21日
遺品整理 大野英子
昔の人!?は、箱や缶を大切に使い廻してる。先日、そんななかのいくつかを開けて見ると、編物や裁縫が好きだった母は、手編みのセーター(首がぢがぢがしたなぁ)、手芸糸、フエルト、色々な端布、毛糸の残りまで仕舞いこんである。
母の晩年は、ほとんど何も出来なかったが、いつかはという思いがあったのだろう。
そんな中に紛れて、出て来たのがこれ。いつ頃か定かではないが、私が作ったもの。

高二から離れて暮らし、編物を習ったことはないが、遊びで母のフエルトを拝借して作ったなあ。たぶん真ん中のおさげちゃんは母のお手本。
作ったものをカバンに下げるという、可愛いげはなく母に「ほら出来た」と渡していたのだろう。今思えば、何かと優秀な兄へのコンプレックスがあり、褒めて貰いたかったのかもしれない。
微妙な思いと母の技を受け継げなかった後悔に浸りながら、なが~い間、箱のなかにいたこの子たちを殺風景な実家の居間に飾ってみました。
そして、中身を確認した箱を不要と思いつつまた仕舞う私でした。
押入れの箱、缶のなかうずくまる兄とわれゐてあぁ、と伸びする 英子
みーんな、夢みる少女でした。Y.
あ、可愛いげは、どこにも無いですが。E.

