2018年 01月 05日 ( 1 )

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年は年女、そして還暦。う~ん、複雑。
先ずは実家の玄関に、一年間私を迎えてくれる、母が好きだった天神さまと共に干支の戌を飾った。

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張り子の戌はななみさん宅のものとお揃いのよう。
ユーモラスな土人形は笛。しっぽを吹くとくぐもった声で鳴く。
もちろん氏神さまの宗像大社の一刀彫りも。 

父はお酒が弱い癖に、ぐい呑み、お猪口を集めるのが好きだった。
手を出しやすい金額だった事もあったのだろう。
正月になると、お屠蘇用に、いくつかを取り出して家族に好きなものを選ばせてくれていた。

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毎年のラインナップはこのあたり。
父は存在感のある黒薩摩がお好み。

私が好きなのは、淡いながらも飛翔する鶴の絵の小ぶりなもの。

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いくつか持ち帰りたい気もするが、実家に置いてこその気もする。
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久しぶりに他のものも棚から出してみた。
千登世さん、山本寛嗣さんがご尽力された山口大会の記念品の萩焼も。
旅先などで、ひとつひとつと出会ったときの、父の笑顔を想像してみる。
ふわっと心が温かくなった。

宮先生の『山西省』より
 (とし)(ほぎ)のこころ素直にこもるらし(かひ)ふかく村に()ともる見れば
 父も母もその子の()も帰り来よ(ともし)(かげ)差して神位(かみ)も舞はむぞ
                
戦いのさなかにあっても新年には中国の民家のあかりに安堵し、一家離散した家族へ寄せる宮先生の〈祈り〉の心が想われる。

寂しさから投げやりになりそうな年末だったが、宮先生のどんな立場にあっても失わない人間性に触れ、しみじみと自分の未熟さを反省し、今の平和な世が続くよう改めて祈った。

やはり帰って来て良かった。父の棚や書架を開けば、色んな思いに出会える。
やはり〈お正月さん〉は居る。(教えてくれたユリユリにも感謝)

ひととき、緩やかな時を過ごしたお正月だった。

      土笛を吹けば枯れ野を渡りくる風あり私を遠く呼ぶ風


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by minaminouozafk | 2018-01-05 07:05 | Comments(7)