2018年 01月 03日 ( 1 )

中学一年生の甥っこの冬課題に百人一首の暗記プリントが出ている。

新学期始業後すぐに、テストがあるという。


言葉づかいが今とはずいぶん違うものだから、

ただ覚えるというのもなかなか難しいらしい。苦労しているようだ。


そこで、何かそれを取り巻くエピソードが分かれば楽しかろうと思い、

あることあること話してやった。その一つが、兼盛くんと忠見くんの歌合の結果と顛末。


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  忍ぶれど色に出でにけり我が恋は物や思ふと人の問ふまで  平兼盛(勝)


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  恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか  壬生忠見(負)



歌合に負けたことが悔しくて苦しくて病気になってしまったという話を

甥っこと姪っこはどんなふうに聞いただろうか。



――新年のきよらかな日差しのくる部屋で、

彼らとこんな時間をもてたことが一年の力になるような気がした。



ところでこの暗記プリント、今の私にはおもしろくて、

恋す=動(サ変・終)

てふ=連語

わ=代名

が=格助

名=名

は=係助

まだき=副

などと品詞を確認していたら、ついつい最後まで見てしまうことになった。


ああ、けれども見てよかったのだ。

最後のページには、先生のこんなメッセージが書かれてあった。


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彼はどうやら素敵な先生に出会えているようである。



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           《島の実家の2階の部屋から、1月2日》




  新年は井戸のほとりの神さまへ雑煮をはこぶ小鳥とともに



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by minaminouozafk | 2018-01-03 06:57 | Comments(7)