2018年 11月 29日
うっちー 鈴木千登世
11月の歌会は23日の金曜日だった。
会場のふるさと伝承会館入った途端、まるまるとしたオブジェ(?)が目に飛び込んできた。
駐車場に飾られていたのは大内人形のうっちーとおおちゃん。11月22日のいい夫婦の日にちなんで「大内人形祭り」が開かれていたのだ。しかも第5回を数えるとは。しかもゆるキャラまで存在していたとは…と驚きの連続。
大内人形は漆塗りの人形で、大内氏24代の大内弘世に因む人形である。今から650年くらい前の室町時代のこと、長門・周防国の守護であった弘世は京都から迎えた美しい花嫁のために、京都から人形師を呼び寄せて屋敷中を人形で飾ったという。屋敷は「人形御殿」と呼ばれ2人は仲むつまじく暮らしたとか。この逸話が男女一対の大内人形のもとになっているそうだ。
会場のみやび館には伝統的な大内雛や新作の人形が飾られていた。大内人形は作家さんによって微妙に表情が違うのも魅力のひとつ。歌会があるので駆け足での見学となったけれど、大内塗りの新しい魅力を知って嬉しかった。
なぜ斜めに?
もしかしてマトリョーシカ???
大内人形のクリスマス
「大内もなたん」 食べるのがかわいそう?
伝統の中に新しい風を吹き込もうとしているのは短歌だけではないんだなぁ。
少しづつ目鼻のちがふ雛たちがほのほのと笑む微笑曼荼羅