2017年 12月 20日
万華鏡 有川知津子
先日、宮崎公立大学の「自主講座」でお話をする機会をいただきました。
講座の企画者は、日本近現代文学が専門の楠田剛士先生。
主な研究テーマが「原爆体験と文学表象」「戦後日本の文学・文化運動」であるのは、
先生が長崎出身であることに関わるでしょう。
さて、この日の講座の題目は「近代短歌の万華鏡――牧水、白秋、茂吉――」。
欲張りすぎ?……
今年もあとわずかという貴重な土曜日に、
会場にお運びくださったみなさま、心よりありがとうございました。
質問もたくさん頂いて、教わることの多い2時間となりました。感謝申し上げます。
またどこかでお目にかかることができましたら嬉しゅうございます。
その翌日。
ここは日向市東郷町坪谷。
目の前にはバス停が。
第6歌集『みなかみ』にこんな歌があります。
ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り 牧水
せっかくですから(牧水がそうしたように)裏山にのぼって、
「尾鈴の山」を眺めることにしました。登るといっても50メートルほど。
少しけぶっていました。
この日は寒くなるとの予報でしたが、なんのなんの。とてもいいお天気。
ところで、牧水といえば、このいでたち(ああ、ちょっと遠い)。
この像は、牧水公園に「尾鈴の山」を仰いで立っていました。
牧水の詠みし納戸におよぶ日の白きひかりは忘らえぬかも
関係者のみなさま、ありがとうございました。
万華鏡をくるくると回しながら、楽しい、あっという間の二時間でした。
入門的ご説明から、解釈まで、幅広かったです。
翌日のお天気もよく(宮崎らしい天候ですよね)良かったですね~。
画像とともに、紹介された歌を味わっています。
ありがとうございます。またご講演を聴講できることを楽しみにしています。
ブログを訪ねてくださりありがとうございます。そのように思っていただけると励みになります。宮崎のみなさまの熱心なことは、たいへん刺激になりました(ああ、もっと精進しなくては~と)。またお会いできることを楽しみにしています。すばらしい青空をありがとうございました。有川知津子
ちづりんの近代短歌の万華鏡を覗いてみたかったなぁ。楽しいお話だったのでしょうね。
いつかまた、福岡での講演を心待ちにしています。E.