2017年 03月 21日
川端商店街散策 藤野早苗
午前中、福岡市文化賞贈呈式。博多区のアジア美術館あじびホールで。
夫の仕事関係者が受賞されたので出席。式典は滞りなく終わり、次の予定まで2時間余り。さて、どうしたものか…と考えて、ああ、そうだ、川端商店街散策に出かけてみようと思いたつ。あっ、ダメ元で、龍さんをお誘いしてみよう。(龍秀美さんは福岡市文学賞選考委員長。H氏賞ご受賞の詩人。通勤バスで詩作されていたことから、バス詩人と称された詩壇の重鎮)龍さん、穏やかな笑顔でご承諾。では、いざ、商店街へ。
まずは腹ごしらえ。鶏ソバの看板に魅かれ「東風 金菜亭(こち きんさいてい)」へ。この店名は、こっち来んさい…のもじりかしら。それはともかく、いい匂い。豚骨は苦手。ダシは鶏からあっさり取ったのが好み。ぴったり。注文したのは、黒わさびラーメン。
さて、そのまま商店街を歩く龍さんと私。意外な賑わいに驚きを漏らすと、「あのね、ここの一番のお得意様は海外からの観光客なのよ。」と龍さん。彼らにとって、日本のデパートの品の価格帯は少々高め。センスも微妙に異なるらしい。それを全てクリアしているのが、こういう個人経営のお店。キャナルからの流れもあるらしい。龍さんは、以前は劉さん。台湾にご親戚が多く、実際によくお連れするとのこと。なるほど、勉強になりました。
と、あっ、可愛いお店発見。
久留米絣専門店だそう。店員さんが可愛い。「わ・らび」。着物で一番気になるのはお手入れ。洋服文化に慣れると着用後はすぐ洗濯しなければ、と思いがち。でも、絹だとそれは無理。実際は肌着に気をつければ大丈夫なんですけどね。でもやはり気になる人に最適なのが木綿の着物。久留米絣は最高ですね。高価な手織りはちょっと無理かも、だけど、機械織りなら、柄も豊富で比較的安価。可愛い。締めやすいポリの半巾帯とコーデして着たいなあ。次回、ゆっくり伺いますね。あ、龍さんの今日のお召し物は、手織りの久留米絣のジャケット。ヒェ〜。
忙しい1日でしたが、皆さまにお目もじできて、嬉しい1日となりました。
ありがとうございました。
「通りもん」「ぶらぶら 」銘菓の名にし負ふ博多はそぞろ歩きがふさふ
川端商店街はご近所さんなのに最近通り抜けさえしてないなあ。
わたしも豚骨は苦手で中華そば派。今度行ってみます!E.
それにしても充実した一日でしたね。A